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木村拓也コーチと涙の別れ 広島元監督悲しみの「バカヤロウ!」

巨人の木村拓也コーチの告別式で、沿道のファンにあいさつする妻の由美子さん
巨人の木村拓也コーチの告別式で、沿道のファンにあいさつする妻の由美子さん
Photo By 共同

 7日にくも膜下出血のため死去した巨人・木村拓也内野守備走塁コーチ(享年37)の葬儀・告別式が10日、広島市内の平安祭典広島会館で読売巨人軍との合同葬(葬儀委員長=巨人・桃井恒和球団社長)でしめやかに営まれた。

 式場を約2500人が埋め尽くし、沿道にも約500人のファンが駆けつけ、同コーチとの最後の別れを惜しんだ。

 東京ドームで中日と戦っている原監督は弔電で惜別の言葉を送った。

 「いつまでも、いつまでもお元気で日本プロ野球界はもとより、読売巨人軍の発展のために尽力していただけると思っていました。今年も日本一を達成して、墓前にご報告する所存です」

 弔辞を読んだ滝鼻オーナーは球団ホームページに2万3000を超えるファンからのお悔やみメッセージが届いていることを遺影に報告。由美子夫人は謝辞で号泣しながら「夫は家族の永遠のヒーローです。夫が色紙に書いた言葉通り“一生懸命”に歩んでいきたいと思います」と話した。広島時代の監督だった山本浩二氏は37年の短すぎた人生に「バカヤロウ!」と叫び「彼の野球人生は一生懸命だった。ありがとう」と目を潤ませた。

 遺族は棺に家族の写真、手紙の他にたばこ、練習ジャージーなど故人の愛用品を入れた。法名は“苦しみをあなたにお任せしたい”と言う意味が込められた「唯信」。出棺時は「タクヤ!」の声が次々に飛び、別れの涙があふれた。誰からも愛され、記録よりも記憶に残った男。希代のユーティリティープレーヤーは、天国でも野球を愛し続ける。

 ≪4・24追悼試合に≫巨人は4月24日の巨人―広島5回戦(東京ドーム)を、木村拓コーチの追悼試合として開催することを発表した。試合前に追悼セレモニーなどを行う。また、当日午前10時から午後8時まで、球場正面の22番ゲート前広場において、特別献花台を設置。同コーチの現役時代の映像を大型ビジョンで放映する。また試合前には球界関係者らによる「お別れの会」を、都内ホテルで行う。

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