東京V・崔暢亮会長「徹底した堅実路線を歩むことになる」
2009年10月16日
日本テレビが撤退しクラブとして大きな転換点を迎えた東京V、、新会長に就任した東京VOBの崔暢亮氏は「徹底した堅実路線を歩むことになる」と今後の展望を語る。
新運営会社は、Jリーグから、11月16日までにスポンサー料収入5億4000万円の契約を確定させることをクラブ存続の条件として科せられているが、崔会長は、これは「経営を成り立たせるために最低限必要と設定したライン」であり、「それくらい集められる根拠がなければ、この仕事をやろうとは思いません」と語る。
同氏は来季の事業規模を、昨年のおよそ半分の9億5000万円に設定。他のJ2クラブを見習い「徹底した堅実路線」を歩むことになるという。
また、「東京から出ていくことは全く考えていない。断言します。絶対にない。あり得ないです」と、一部で報じられた東北移転の噂を否定。「従来の親会社頼みの経営から脱却し、新しい形の都市型クラブを作ろうとしている」という。
Jリーグに対して「このクラブに世話になった人間が会社組織を立ち上げ、経営に乗り出したのは初めてのことです。その意義を理解し、どうか認めてください」「本当のサッカークラブの姿がそこにあるんです」と、東京V存続のために熱弁をふるったという崔会長。
名門クラブは、クラブOBの手で再生への道を歩むことになる。
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東京V、新しい形の都市型クラブへ(スポナビ)