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【郵便不正】第15回公判、検察側「凛の会」元会長の再度尋問請求 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:脅迫・強要
検察官「その後は」
國井検事「あなたは今回の件で懲戒免職になるから組織を守っても仕方がない。話してくれませんかと聞いたら、顔を上げて『分かりました。認めます』と話した。誰に偽造の指示を受けたのかと聞くと、『村木被告です』と答え、石井議員のことを聞くと『前任係長から石井議員もかかわっていると聞きました』と話した」
検察官「なぜこれまで話さなかったのかと聞いたか」
國井検事「おそらく村木被告のことをかばっていたと思い、『村木被告をかばっても仕方がない』と言ったら、『かばっているんじゃない。ノンキャリアの同僚が非難されることを避けたかった』と話した」
検察官「上村被告はその調書に署名したのか」
國井検事「した。が、『この調書は外に出ませんか』と聞かれたので、法廷に証拠として出される以外は出ないと答えた」
検察官「調書へのサインは拒まなかったのか」
國井検事「それはなかったが、私1人でやったということにできないかと複数回言われた。『今までの話が間違っているのか』と聞くと、『やっぱりいいです』と引っ込めた。組織を守りたいという思いが強かったので、1人のせいにして組織の色合いを薄めたいのだろうと感じた」
検察官「村木被告の逮捕を聞いたとき上村被告はどんな反応だったか」
國井検事「『私の供述だけで逮捕になったのか、話が大きくなってしまって怖い。村木被告まで逮捕してもらいたいとは思っていませんでした』と号泣した。翌日の取り調べでも私をにらむなど興奮していたので落ち着かせた」
《終了後、國井検事は村木被告に一礼した。次回も國井検事の尋問が続けられる》