[PR]
ニュース:事件 RSS feed
【郵便不正】第15回公判、検察側「凛の会」元会長の再度尋問請求 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:脅迫・強要
《続いて、凛の会メンバー(68)や厚労省元係長の上村勉被告(40)らを取り調べた國井検事が出廷。検察官はまず取り調べメモについて尋ねた》
検察官「上村被告のメモはどうしたか」
國井検事「シュレッダーにかけた」
検察官「後々、公判で取り調べ状況が問題になることが予想されていたのになぜか」
國井検事「メモはあくまで供述内容の概略のみで、詳細ではない」
《凛の会メンバーの取り調べ状況に移る》
検察官「取り調べ時の態度は」
國井検事「足を組みながら体を斜めにしていた。質問に『分からない』などと答え、真(しん)摯(し)な態度には見えなかったので、『私も真剣に聞いているのだから、あなたも真剣に答えてください』と怒った」
検察官「どんなふうに怒ったのか」
國井検事「大きな声で机を2、3回たたいた」
検察官「変化は?」
國井検事「姿勢を正して『人ごとのように感じていた。すみません。真剣に話します』と言って態度が変わった」
《メンバーはこれをきっかけに、凛の会が石井議員の政治力を使おうと思って設立したことなどを詳細に証言した、と述べた》
《続いて検察官は上村被告の取り調べ状況について確認していく》
検察官「脅迫や利益誘導をしたことは」
國井検事「一度もない。『体調が悪ければ取り調べをやめますよ』と言うと、『房に帰ると寂しいので取り調べてください』と逆に頼まれた」
検察官「初日の供述は」
國井検事「独断で証明書に課長印を押し、凛の会関係者に渡した。前任係長からの引き継ぎは受けていない、と供述していた」
《この後、供述が変遷した経緯が語られた》
國井検事「上村被告から、前任係長の供述をもう一度聞かせてほしいと頼まれたので朗読すると、『ちくしょう!』と叫び、机に突っ伏して泣き出した」