カレーなる辛口Javaな転職日記 RSSフィード

2010年 04/14

「メールで済ませる新人についてどう思いますか?」

http://twitter.com/joshigeyuki/status/12146979810

最近、ゆとり新人に関する取材が多い。今日も「メールで済ませる新人についてどう思いますか?」と聞かれたので「ワードを一々打ち出してFAXするお宅のベテラン編集者の方が問題だ」と言ったら若手が爆笑してた。

さもありなん.


他にもテキストオンリーなのに,わざわざWordで書いてファイル添付して送ってくる上司とかも困るな.普通にテキストのE−mailでいいじゃん.さらにはExcel仕様書とか,Wordのバグレポートとか,修正履歴だけで8割くらい占めるようなWord仕様書とか,巨大なだけで何の役にも立たないUMLクラス図とか.

「ゆとり世代は男子も「一般職」」

「男なのに一般職だって!?」と言うのは「女は一般職で十分」と言うのと同じこと。http://bit.ly/amddAH

http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/a3a6156fc497ff60897c7ac41714eac4

さすがは日経ビジネスという記事.

言うまでもなく明らかな男女差別.「ゆとり」とかは全然関係ない.

今では終身雇用も崩壊したし7割は課長にもなれないから,「総合職」なんぞになっても良いことなんて無くなってきたから希望者が減って当然.いい加減に企業の魅力が落ちているってことに気付よ.

なんでこういうコースわけをやっていたかというと、長期育成の必要なコア業務を滅私奉公してくれる男子に、そうでないものを結婚などで離職する可能性の高い女子に任せることで、育成コストの抑制を図ったものだ。

だから、従来は「ぼちぼちやりたい」なんて男は敗北主義者扱いされたし都銀や商社では一定年齢に達した女子は(仕事内容に比して年齢給が上がってしまうため)肩叩きにあったりしたものだ。そういうマッチョ的な色合いは、勤続年数が軸であることの裏返しだ。年功序列制度とは、そういう昭和家族的な役割分担を、システムとして取り込んでいたといえる。

鋭い人は気づいていると思うが、上記のような昭和的家族像と現実社会のギャップが、少子化の最大の要因だ。なので、脱昭和で多様化することは、日本企業全ての社会的義務でもある。

http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/69d9fce301b6e7f28bf549344e939652

それと寿退社多いっつーのも,それは鶏と卵でもあるしな.日本企業が女性社員を差別するし,子育てしながら仕事ができる環境を整備してこなかった結果.つまりは女性社員が「辞める」だけではなく,日本企業が差別によって「辞めさせている」のだ.それは男性社員の育児休暇取得率の低さがそれを物語っている.

「 企業年金や個人年金の運用として自国の国債を買うのは愚策中の愚策」

http://blogs.yahoo.co.jp/takenaka1221/1815891.html

メモ

さらに考え詰めてみると、企業年金個人年金の運用として自国の国債を買うのはマクロ経済的には愚策中の愚策だと気がついて、茫然とした。

単純化して日本に家族はひとつしかないと想定しよう。家族の構成は、引退したあなたのオヤジとオフクロと義理のオフクロ3名、現役のあなた方夫婦2名、あなたのこども1名である。

あなたは3名の引退世代を自分の所得による負担で扶助している。これが世代間扶助(公的年金)である。ところがあなたのオヤジはあなたの扶助だけでは足りずに、あなたから借金して消費しているとしよう。オヤジに悪意はなく、あなたから金を借りたお金でお土産を買ってきて家族全員にふるまったりしている。オヤジはあなたから金を借りるたびに借用証書を書いてあなたに渡している(これが国債に相当する)。

さて、あなたの子供はひとりだけだ。自分ら夫婦二人が将来引退した時にひとり息子の世話になるのは息子の負担を考えると無理そうだと考えて、あなたは自らの将来のために貯蓄しようと考える。これが個人年金、あるいは企業年金に相当する。

さてあなたの引退後の将来の所得確保のために相応しい資産は、次のうちどれだろうか? 1,果樹園、2,他国の国債、3,オヤジの発行する借用証書

答えはもちろん、1と2である。 果樹園はあなたの引退後も果物を供給してくれる。他国の国債はそれを売って、他国から財やサービスを購入できる。ところが、3のオヤジの借用証書(日本の赤字国債に相当する)は、あなたがいくらためても将来の所得(購買力)にならない。オヤジは死ぬ時に言うだろう。「オレのおまえからの借金は、おまえがオレから相続するこの家と土地と相殺だ。」

「トヨタ:深まる内部対立」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000305-wsj-bus_all

メモ

トヨタ:深まる内部対立

4月14日10時7分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル

 【豊田(愛知県)】トヨタ自動車の品質危機が、長年社内にくすぶっていた派閥抗争を顕在化させ、なおかつ悪化させている。創業一族の豊田家と非創業家メンバーのマネジャーらが、トヨタが抱える問題をめぐって非難の応酬を続けているのだ。

 舞台裏の小競り合いは、特にこの数週間で激しさを増している。創業者の孫、豊田章男社長(53)は、創業家出身でない幹部の一人を排除しようとした。トヨタの前社長で現在は副会長の渡辺捷昭氏だ。

 今年1月の最初の大規模リコールからほどなくして、豊田氏は仲介者を通じて渡辺氏に対し、トヨタ本体からの離職と系列会社の経営を打診した。豊田氏からこの人事を聞いたとする、ある幹部が明らかにしたものだ。渡辺氏はこの打診を拒んだ。

 かつて報じられたことのないこうした動きは、継続中の危機をきっかけに、長く抑え込まれてきた分裂が、今や表面化しつつあることを示す劇的な一例だ。トヨタの75年の歴史で前例のない危機からの立て直しに幹部があえぐなか、内部抗争が経営分裂を招きつつある。

 豊田氏と側近は、高い成長率や厚いマージンと引き換えに品質を犠牲にした非創業家メンバーの社長らによって弱体化した企業を同氏は引き継いだ、と公言している。

 豊田氏は3月、北京での記者会見で、一部の関係者が利益を過度に重視した結果、問題は発生した、と述べた。さらに、誤りの最終的な責任は自身にあると認めた。

 その1週間前、米国トヨタのかつての重役で、現在は競合他社に移っているジム・プレス氏は「創業家に対して反発する金儲け主義の人々よって、会社が数年前に乗っ取られたことに問題の根本的な原因がある」との声明を出した。その上で、プレス氏はこれら幹部は「顧客第一主義を維持する姿勢を持ち合わせていなかったが、豊田氏は違う」とした。

 トヨタの広報担当者は内部対立についてコメントを控えるとし「人事移動は正式決定まで話すことはない」と述べた。担当者は、豊田氏とプレス氏の発言についてもコメントせず、渡辺氏の発言を求める要請を拒んだ。

 非創業家メンバーのマネジャーらは独自のキャンペーンを展開しており、トヨタが米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜き去り世界最大の自動車メーカーになったことを賞賛された時期、成長率を重視する戦略をめぐり豊田氏が直接反論することはなかった、としている。

 これらのマネジャーは、トヨタが現在、直面する問題は、品質危機というよりむしろ豊田氏の経営手腕と広報活動に関連する危機であり、そこには豊田氏は世界企業のトップに立つ準備ができていない、とのマネジャーらの長年の主張が反映されている、と指摘している。

 1995年から99年まで社長を務めた非創業家メンバーの奥田碩相談役(77)は、トヨタ車の急加速に関する問題が深刻化して以来、同僚2人に対し、「章男は辞めるべき」と述べている。昨年、取締役から外れた奥田氏は、現在でも長老格として影響力を誇っている。トヨタは奥田氏のコメントを求める本紙の要請を拒んだ。