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博多湾に女性胴体、切断遺体の会社員か

切断遺体が見つかった博多湾周辺。《3》が14日の発見現場(14日午前10時46分、福岡市中央区で、本社ヘリから)=中嶋基樹撮影

 14日午前8時35分頃、福岡市中央区那の津3の須崎ふ頭付近の博多湾で、女性の胴体部分が浮かんでいるのを男性が発見し、福岡県警博多臨港署に届け出た。県警は、近くの福岡競艇場や同市西区の能古島で遺体の一部が相次いで発見されている同市博多区の会社員諸賀(もろが)礼子さん(32)とみて確認を急いでいる。

 発表によると、肩から腹にかけての部分で、着衣はなく、ポリ袋などには入っていなかった。検視の結果、死後約1か月とみられる。目撃した男性によると、切断面以外に外傷は見当たらなかったという。

 発見現場は、9日に諸賀さんの両腕が見つかった福岡競艇場から北西約250メートルの場所で、産業廃棄物処理会社前の岸壁とクレーン付きの作業船の間の海面に浮いていた。

 現場は、福岡市の中心部にある西鉄福岡(天神)駅の北約1・5キロ。工場や倉庫が点在しており、近くを福岡都市高速1号が走っている。

 県警は、まだ見つかっていない頭部などを発見するため、14日午後、警備艇を出動させ、博多湾を捜索する。

 両腕はポリ袋(容量70リットル)に入れられていたが、3月15日に能古島の海岸で見つかった腰部は袋に入っていなかった。

 腰部には切断以外に損傷が見られないことから、両腕と同様に袋に入れて博多湾に遺棄され、漂流中に袋から出たとみられる。

2010年4月14日  読売新聞)
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