04~08年度に発生したライター事故のうち独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE=ナイト)に通知があった132件を調べたところ、1人が死亡、9人が重傷となっていたと同機構が13日公表した。同機構は子供の火遊び以外でも使い捨てライターによる事故が多いとして注意を呼びかけた。
原因別では▽着火レバーから指を離しても消えずに衣服のポケットで燃え広がるなどの「残火」38件(29%)▽乱雑な引き出しに入れたライターが着火したり、子供の火遊びなどの「意図せず着火」16件(12%)▽部品の劣化などによる「大きな炎」15件(11%)▽「ガス漏れ」14件(11%)--など。
一方、ライターに子供が簡単に使えない機能を義務付けるかを検討している経済産業相の諮問機関、消費経済審議会の作業班会合も同日開かれ、持丸正明座長は終了後、次回5月にも取りまとめる方針を明らかにした。【佐藤浩】
毎日新聞 2010年4月13日 22時10分(最終更新 4月13日 22時17分)