新世界、1-3月期の売上高が過去最高

 流通大手の新世界が12日発表した2010年1-3月期決算(速報値)は、売上高が過去最高となる前年同期比14.9%増の3兆5225億ウォン(約2950億円)となったほか、営業利益は同14.8%増の2411億ウォン(約200億円)だった。最終利益は未公表。

 今回の決算は、鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)副会長が代表理事(代表取締役)に就任後初めて発表されたものだ。同社は「昨年8-9月から景気回復が本格化し、鄭副会長の就任後、業態別に『コアバリュー』への集中を図ったことが奏功した」と説明した。同社は大型スーパーのイーマートで「安値」、百貨店部門では「進んだ商品力による地域で最も優れた店舗」というコンセプトを重視した。イーマートは鄭副会長の就任後、「いつでも最安値」を掲げ、大型スーパー間での価格競争を主導してきた。

金徳翰(キム・ドクハン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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