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酒飲み運転やめっベアー 小国署が日本酒ラベルで根絶PR

2010年04月01日 12:18
飲酒運転撲滅を目指し、小国警察署と町内の酒造店が協力して造った日本酒=小国町
飲酒運転撲滅を目指し、小国警察署と町内の酒造店が協力して造った日本酒=小国町
 「酒飲み運転やめっベアー」−。小国警察署(斎藤隆署長)は日本酒の瓶に飲酒運転撲滅を呼び掛けるユニークなメッセージを印刷したラベルを張り付け、広報活動を展開している。花見など酒席の増える4月を迎え、同署は「販売主のほか、購入者に直接PRできるのでは」と期待を寄せている。

 日本酒ラベルを活用した広報活動は、6日から始まる春の交通安全県民運動に合わせ、同署が初めて企画。町のマタギ文化にちなんで、クマの英語名にひっかけた「酒飲み運転やめっベアー」のメッセージのほか、かわいらしいクマのキャラクターやハンドルキーパーのロゴマークを印刷するなど、ユニークなデザインに仕上げた。

 酒造りは町内の野沢酒造店(野沢重徳社長)に依頼。720ミリリットル入りの本醸造酒で300本を造った。定価1103円のところを、「110番」にちなみ希望小売価格を1100円に設定。町内のショッピングセンターなど小売店に今月から並ぶ。

 同署は「飲んだ後も瓶を飾るなどして意識高揚に役立ててほしい」と話している。飲酒運根絶の呼び掛けは春、秋、年末の交通安全県民運動期間に重点的に展開していく。
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