大分国体のマスコットキャラクター「めじろん」(右下)をはじめ、カメ、帽子などのマスコットと、つまようじ入れ=大分市大津町の県老人クラブ連合会事務局
春の全国交通安全運動期間中、県内各地の高齢者グループが手作りしたマスコットを配布している。心和む贈り物にも、その時々の流行が垣間見える。
マスコットの流行の変遷をまとめている県老人クラブ連合会によると、2001年は毛糸を丸めて作るアヒルや金魚、タコなどをモチーフにしたマスコットがはやった。02年ごろに登場したのが「ゆっくり走ろう」が合言葉の亀のマスコット。現在も愛され、作り続けられている。「無事に帰る」の思いが込められたカエルがマスコットとなったのも、このころだ。
そして大分国体開催を控えた06年、空前の「めじろん」ブームが始まった。各地の老人クラブ女性メンバーはこぞって「めじろん」を作り、試行錯誤を重ねて「県老連版めじろん」の統一マスコットを完成させた。ブームは大会開催年の08年まで3年間続いた。ほかにも「事故防止」を掛けた帽子型、色とりどりの和紙で折ったつまようじ入れなどさまざま。
今年はえとにちなんだトラのマスコットもお目見え。県老連事務局は「交通安全の願いと真心がこもった手づくりの逸品。大切にしてほしい」と話している。
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