ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
現在位置は
です

本文です

両腕遺棄のポリ袋特定、販売記録を捜査

福岡競艇場の周辺を調べる捜査員ら(12日午前11時30分)=中嶋基樹撮影

 福岡市博多区の会社員諸賀(もろが)礼子さん(32)殺害事件で、両腕が入っていたのは、容量70リットルのポリ袋だったことが関係者への取材でわかった。

 福岡県警は、同型のポリ袋が同区内のホームセンターなどで売られていることを確認しており、諸賀さんが失跡した3月6日前後の販売記録を照会し、不審な人物が購入していなかったかどうか調べている。

 関係者によると、袋は黒の無地で縦90センチ、横80センチで、10枚セットで販売されている。県警は、犯人が諸賀さんの遺体を切断し、複数のポリ袋に入れて博多湾に遺棄したとみており、12日、まだ見つかっていない遺体を発見するため、両腕が漂着した福岡競艇場や、そばを流れる那珂川を捜索した。同日は何も見つかっておらず、13日も捜索を行う。

 競艇場から約8キロの能古島海岸では3月15日、へそ下から両足の付け根までの腰部分が見つかっている。切断面以外に目立った傷がないことから、両腕と同様にポリ袋に入れられて海に遺棄され、漂流中に袋から出たとみられる。

2010年4月13日  読売新聞)
現在位置は
です