「米兵の犠牲により今日の韓国がある」

李大統領が記念碑に献花

 核セキュリティーサミットに出席するため米国を訪問している李明博(イ・ミョンバク)大統領は現地時間の12日朝、ワシントンにある韓国戦争(朝鮮戦争)参戦記念碑に花束を捧げた。この行事にはクリントン国務長官、キャンベル国務次官補、バーシュボウ国防次官補(元駐韓米大使)ら米政府関係者、ワーナー上院議員、マーフィー下院議員、韓国戦争参戦勇士会(KWVA)会員ら60人以上が出席した。

 李大統領は献花後、現地で出席者らと懇談会を開き、「兵士たちの犠牲と献身が、今日の韓国の発展と韓米同盟の土台となり、原動力となった。皆さんも韓国の発展に自負心を持つと思う」と述べた。李大統領はさらに、「米国は韓国戦争当時、最も多くの兵士(178万9000人以上)が参戦し、最も多くの戦死者(3万6516人)を出した国として、その苦労と犠牲に敬意を表する」「今年は韓国戦争開戦から60年目となる年でもあるため、韓国政府は参戦兵をたたえるためのさまざまな事業を行っている」と明らかにした。これについて韓国大統領府の関係者は、「韓国戦争の参戦兵や遺族を韓国へ招待する事業を行いたい」と述べた。

 李大統領は「皆さんの犠牲のおかげで、戦争により廃墟となった韓国は今や世界13位の経済大国に成長した。今後も韓米両国を21世紀の戦略同盟へと深化・発展させるために、最善の努力を尽くしていきたい」と決意を示した。

米国を訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領(左)と、クリントン国務長官(右)が、現地時間の12日朝、ワシントンの韓国戦争(朝鮮戦争)参戦記念碑で献花を行い、黙祷している。/写真=チェ・スンホ記者

ワシントン=黄大振(ファン・デジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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