記事入力 : 2010/04/12 12:05:15
ルポ:種子島宇宙センター(下)
失敗を重ねて成長する宇宙開発
坂瓜所長は、H2Aシリーズに搭載されているLEエンジンシリーズを設計した人物だ。同所長はH2、H2A、H2Bと続くロケット開発過程で、自身が設計したエンジンが数回、海に落ちるのを目にしなければならなかった。
坂瓜所長は「ロケット開発には時間と金、失敗の経験が必要だ。失敗を通じて弱点を知らなければ、改善されない」と強調した。続けて「韓国が1度失敗したからといって担当者を変えたり、人員の投入を減らしたりすれば、それだけ成功が遅くなるだけ」と語った。
米国の技術で製作された第1段ロケットに独自の技術で製作した第2段ロケットを搭載した機体を日本が打ち上げるのに成功したのは、1975年だった。それから34年後の昨年、H2Bの打ち上げ成功で、ロケット分野の最先端の隊列に仲間入りした。有人ロケットの開発も、資金さえあれば2020年までに可能だという。
日本は03年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)を統合し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)を発足させ、次世代のロケット開発に総力を傾けている。
種子島=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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