記事入力 : 2010/04/12 08:02:13
日本人の米国留学急減
挑戦回避現象が理由か
米国に留学する日本の若者が急激に減少している理由が、日本の学生の安全志向的な姿勢のためという分析が示された。米紙ワシントン・ポストは11日、「米大学の学部課程に留学する日本人留学生は2000年に比べ52%減、大学院の場合は27%減少した。これは、日本の学生の“グラスイーター(草食)”的な姿勢を示している」と報じた。同期間に中国とインドの留学生はそれぞれ164%、190%急増した。
「グラスイーター」とは、積極的に不正を企んだりはしないが、誰かがわいろを提供すれば拒否せずに受け取る警察のことを指す俗語。ストレスを減らし、危険を避けながら、与えられた環境から楽な方法で最大限得ようとする人たちの通称だ。
ハーバード大のドルー・ファウスト総長はワシントン・ポストのインタビューに対し、「昨年3月に日本を訪問した際、学生や教師が海外で勉強する冒険を選ぶよりも、母国で楽に勉強したがるような印象を受けた」と語った。昨年の秋学期にハーバード大に入学した日本人新入生はたった一人だった。
ワシントン・ポストは「1990年代の好景気で200校余りの大学が新たに設立されたことに加え、少子化も重なり、日本の大学入学は以前よりもかなり容易になった。さらに、個性と自己主張が強い米国帰りの日本人留学生を好まない日本の大企業の文化も、若者を国内に安住させる要因だ」と分析した。
キム・シンヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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