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2ちゃんねるで中傷 開示拒んだKDDIの賠償責任否定

 インターネット掲示板への不快用語書き込みをめぐり、被害者側への発信者情報の開示を拒んだプロバイダー(接続業者)のKDDI(東京)に賠償責任があるかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷は13日、賠償責任を否定する初判断を示した。

 その上で、二審判決のうち、KDDIに対する15万円賠償命令を破棄。発信者の氏名や住所などを被害者側に開示するよう命じた部分については維持した。

 田原睦夫裁判長は「(書き込み内容は)社会通念上許される限度を超えた侮辱であることが一見して明白ではない」と指摘した。

 原告は、神奈川県小田原市の学校法人理事長。2008年6月の一審東京地裁判決は理事長側の請求を棄却。同12月の二審東京高裁判決は書き込まれた内容を権利侵害と認め、情報開示と賠償を命じた。

 判決によると、理事長は07年1月、掲示板「2ちゃんねる」に本人が中傷される不快な用語を書き込まれた。

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