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ラモス瑠偉の「ふざけないでマジメにやれ!!」 vol.39

2010年04月13日10時23分 / 提供:livedoor スポーツ

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「『槍』のタイプならあのヤローを呼んでくれ」

担当M(以下M):福岡大学の永井謙佑選手がセルビア戦に招集されていました。あのタイプが今の日本代表に必要ということでしょうか。
ラモス(以下R):チーム作りの時に『槍』と言われる選手は監督としてやはり欲しいんですよ。サイドを破ってくれてペナルティエリアの近くになると勝負してくれるから、そこを起点にして攻められるし、守りに入っても一人入れておけば、相手は怖いから必ずマークを2人残しますからね。そのタイプの一人として試してみたかったんでしょうが、僕には納得がいかない。

M:どこが問題でしょうか。

R:この時期に呼んだことですね。なぜ今? 何かのメッセージなの? ならどうして使わなかったの? 僕にはよく分からないですね。

M:サイドはいろんなプレーヤーがいますよね。

R:松井もいいものを持っていますけど、ちょっとボールと遊んじゃいますよ。それは代表じゃダメなこと。勝たなければいけないから、ムダなことをしちゃいけない時間帯がある。そのことを考えないとダメですね。勝ってるときは遊んで、チームを落ち着かせることはできると思います。そんなゆとりは今の日本代表に足りないところの一つでもあるから大切でもありますが。

M:では今だったらどんなプレーヤーが『槍』として機能しますか?

R:セルビア戦に選ばれたメンバーなら石川が第一候補ですよ。選ばれなかった選手の中では田中達也。どうして呼ばなかったのか分からない。

M:岡田監督がずっと選んでないけれどいい選手もまだいます。

R:そうですね、今の調子を見たらすごくいいのは、川崎の森ですよ。あのヤローはすごく調子がいい。2人、3人ぐらいだったらスイスイかわしてる。クロスもいい。大好きなプレーヤー。川崎じゃサイドバックですけど、『槍』として置いておくのもいいと思いますよ。もともと3-5-2の右の外だったんだから。戦えるし。暴走が心配なら呼んで話をすればいいんですよ。でもあれくらいやんちゃじゃないと、外国人を相手にしたらシュンとなっちゃいますよ。森って元ヴェルディなんですよね。何でアイツをクラブから出しちゃったのかって思いますね。

M:それにしてもセルビア代表戦は勝っても安心できない、しかも負けてしまってショックを受けるという厳しいマッチメイクになってしまいました。

R:これなら、相手をJリーグ選抜にしておけばよかったと思いますよ。外国籍選手をたくさんいれて、日本人も招集して。そこで今まで試せなかった選手を日本代表の相手にチームに入れて実際にやらせてみればいいじゃないですか。代表に入りたい選手も必死でやるだろうし、日本代表も負けられないから、これはいい強化試合になりますよ。勝敗にとらわれずに、そんな試合を組んだほうがよかったんじゃないかな。

【関連リンク】
ラモス瑠偉の「ふざけないでマジメにやれ!!」 - 過去の記事はこちら

ラモス瑠偉■ラモス瑠偉プロフィール
1957年2月9日、リオデジャネイロ(ブラジル)生まれ。
1989年11月、日本に帰化し、1990年北京アジア大会、
1992年アジアカップ、1993年ワールドカップ予選などで日本代表の中盤をリードした。
竹を割ったような性格で、厳しく文句も言うけれど、一方で面倒見の良さでも知られている。

オフィシャルウェブサイト
リストランテ・カリオカ
関連ワード:
ラモス瑠偉  セルビア  プロフ  アジア大会  ワールド  

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