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ホーム > 製品 > ソフトウェア > WebSAM > HP Performance Agent software > FAQ

HP Performance Agent software  - FAQ

WebSAM

HP Performance Agent softwareは、以前はHP OpenView Performance Agent(OVPA)、OpenView MeasureWare(MWA)と呼称されておりました。

導入検討

Q1.HP Performance Agent softwareとHP GlancePlus softwareの違いを教えて下さい。
A1. Performance Agentは中長期的な性能データを収集する為のツールです。
収集データを自身が提供するログファイル(通称rawlogと言われています。)へ記録保持する事が可能です。
CSV,TSV,Excelと言った形式でデータを出力する事もできます。
別途、Performance Manager(OVPM)を用いてPerformance Agentのrawlogを参照することで、記録したPerformance Agentのデータをグラフ表示させる事が可能です。

一方、 GlancePlusは、リアルタイム監視型のツールです。
CUI形式で収集データを表示する"glance"とGUI形式で収集データを表示する"gpm","xglance"の2通りの方法でデータ表示を提供します。
収集した情報は画面出力する事もできますし、adviser機能(機能を使うには定義文を作成する必要があります。)を用いる事でデータを任意のファイルに出力する事も出来ます。

収集データを双方の製品はメトリックと言う単位で提供しています。
このメトリックは双方で共通するメトリックも多いのですが、GlancePlusはPerformance Agentに比べより詳細な情報を提供するため、多くの種類のメトリックを提供しています。
Q2.HP Performance Agent softwareに試用版はありますか。
A2. はい、試用版はあります。
試用期間は60日間です。
試用版は アプリケーションメディア または個別媒体からインストールする事ができます。
尚、試用期間の60日を超えて御利用されるとPerformance Agent起動時に試用期間超過のエラーメッセージが出力され、ご利用できなくなります。
引き続き試用版Performance Agentをご利用の場合は、試用可能期間の間にコードワードを申請・取得するようお願いします。


試用版の使用を止め、製品版で製品を運用される場合には、事前に試用版をマシン中より削除(アンインストール)してから製品版を導入(インストール)するようにお願いします。
試用版から製品版の製品を利用する際の注意事項は、『試用版から製品版の製品を利用する際の注意事項はありますか』を参照して下さい。
Q3.動作プラットフォームを教えてください。
A3.製品紹介ページの『 動作環境 』をご参照ください。
Q4.HP Performance Agent softwareのマニュアルについて教えて下さい。
A4. Performance Agentのマニュアルは、製品をインストールしたマシンから参照する方法とWeb提供されているものを参照する2通りの方法があります。
詳しくは『製品マニュアルのダウンロード(入手方法)』を参照してください。
Q5.Web上からマニュアルをダウンロードすることは可能ですか?
A5.はい、Web上からマニュアルはダウンロード可能です。
詳しくは『製品マニュアルのダウンロード(入手方法)』を参照してください。
Q6.サポートしているメトリックの詳細を説明する資料はありますか。
A6.次の2つの方法で参照する事が可能です。尚マニュアルは英文記載です。
  1. HP社のwebサイトから検索する。
    新しいウィンドウでリンクを開きます。http://h20230.www2.hp.com/selfsolve/manuals
    参照する為に事前に任意のUserIDとPasswordの設定が必要になります。
    必要事項登録後、該当する製品、Ver、OS、言語、マニュアルを選択してください。
  2. 媒体よりインストールが完了すると下記ディレクトリに展開されます。
    HP-UX : /opt/perf/paperdocs/ovpa/C/methpux.txt , mettable.txt
    Solaris : /opt/perf/paperdocs/ovpa/C/metsun.txt , mettable.txt
    AIX : /usr/lpp/perf/paperdocs/ovpa/C/metaix.txt , mettable.txt
    Linux : /opt/perf/paperdocs/ovpa/C/metlinux.txt , mettable.txt
    Windows(規定値の install ディレクトリの場合):
    C:¥Program Files¥HP OpenView¥paperdocs¥ovpa¥C¥metnt.txt , mettable.txt
Q7.HP Performance Agent softwareは、日本語対応されていますか。
A7.はい、Performance Agentでは一部のコマンドが日本語対応されています。
  • 蓄積された性能情報の走査等に用いる、utilityコマンド
  • 蓄積された性能情報を外部ファイル等へ抽出するextractコマンド
上記2つのコマンドは日本語対応(日付指定がYY/MM/DD対応)されています。それ以外は英語対応のみです。

ただし、製品の障害調査等で情報採取して頂く場合には、上記utility, extractコマンド共に言語(LANG)を"C"にして実行して頂く事とになります。
Q8.HP Performance Agent softwareの型番について教えて下さい。
A8. 型番は、マシンランクによって異なります。
製品紹介ページの『 HP Software (旧 OpenView ) 製品の Tier 定義変更のお知らせ 』を参照して下さい。
Q9.HP Performance Agent softwareのライセンスについて教えて下さい。
A9. Performance Agentは、各管理対象ノード毎にライセンスを購入して下さい。
ライセンスはマシンランクにより型番が異なりますので、各管理対象ノードのマシンランクに対応したものを購入して下さい。
追加パーティションについては、追加パーティション/筐体の数を申請して頂く必要があります。
  • クラスタ構成の場合は、構成する台数分のライセンスを購入して下さい。
  • 複数パーティション/仮想化環境の場合においても、使用権は1筐体に付き1つ購入していただくことになります。
追加パーティションについては、追加パーティション/筐体の数を申請して頂く必要があります。
Q10.HP Performance Agent softwareを利用する為に購入すべき物は何がありますか。
A10. Performance Agentを利用する為には、事前に以下の2つの型番製品を購入して頂く必要があります。
  • HP Performance Agent software製品を使用する権利(製品使用権/ライセンス)型番製品
    ・・・ 製品使用権になります。
  • HP Performance Agent software製品のMedia /certificate型番製品
    ・・・ 製品をアプリケーションメディアから抜き取る( インストールする )権利になります。
Media /certificate 型番製品については、同一システムハンドル内で一つ購入して頂ければ結構です。 製品型番については、製品紹介ページの『価格』を参照して下さい。

※HP Glance+Pakは、HP-UXの場合はOS付属のアプリケーションメディア、Linuxの場合は、製品メディアからインストールしてください。
Q11.OSのVer.UPやマシンリプレイスに伴うPerformance Agentのライセンス移行について教えて欲しい。
A11. ライセンス移行の考え方については、『 HP Software (旧 OpenView ) 製品の Tier 定義変更のお知らせ 』を参照して下さい。
Q12.HP Performance Agent softwareはクラスタ環境に対応した製品でしょうか。
クラスタ環境下でHP Performance Agent softwareは使用できますか。
A12. いいえ、厳密言うとクラスタ環境に対応した製品ではありません。
ただし、クラスタ環境でPerformance Agentをご利用される場合には、幾つかの制限事項をご承知して頂いた上で対応した運用を実施して頂くことでご利用して頂くことは可能です。
詳細はFAQの「製品の導入」項目の以下の質問をご参照して下さい。
  • HP Performance Agent softwareのパッケージ可否については、『クラスタ構成の場合、 HP Performance Agent softwareはパッケージングしても良いのか。』を参照して下さい。
  • クラスタ環境での運用時の制限事項有無確認については、『クラスタ環境での運用時の制限事項はありますか。』を参照して下さい。
※上記は MC/ServiceGuardでの運用を想定しており、CLUSTERPRO上でPerformance Agentの動作は保証されておりません。
Q13.仮想化環境はサポートされていますか?
A13. はい、Performance Agent Ver. C.04.60, GlancePlus Ver. C.04.60以降のVer製品で仮想化環境がサポートされています。
2008/04現在での仮想化環境サポート状況は以下の通り。
  • HP-UX : HP-VM Ver. 2.0 以降にてHost/GuestOS共にPerformance Agent, GlancePlusをサポート。
  • Solaris : Solaris container にて global zone のみPerformance Agentをサポート。
  • Linux : VMware ESX サーバー 2.5.2以降にてHostOSとしてPerformance Agent, GlancePlusをサポート。
    GuestOSはPerformance Agentのみサポート。
    Linux : Xen は未サポート。
  • AIX : AIX LPAR Ver. 5LにてHost/GuestOS共にPerformance Agentをサポート。
仮想化環境をサポートしていますが、障害が発生した場合にはその発生障害が非仮想化環境(単独環境)でも発生するか否かを事前に切り分け確認して頂く必要があります。
当該製品は単独環境を基本として作成されています。
また、仮想化環境上での製品運用については、OEM元であるHP社からも注意事項が報告されています。 詳しくは、下記HP社の技術情報ツリーを参照して下さい。
Q14.製品のVer別のサポート停止時期は公開されていますか?
A14. はい、サポート停止時期は公開されています。
製品Ver.毎にサポート停止時期は決まっております。
詳しくは製品紹介ページの『HP Software 製品の各バージョンにおける、サポート停止時期について』をご参照して下さい。
Q15.製品は使用期限は設定されていますか?
A15. いいえ、製品版には使用期限の設定はありません。
製品版をご利用されている限りは、使用期限が来て製品が使えなくなると言ったことはありません。
ただし、試用版を利用されている場合のみ、60日間の試用期限があります。
Q16.閏秒に伴う時刻変更を実施した場合、製品は影響を受けますか?
A16. いいえ、閏秒の影響は受けません。
変更時刻が1秒以内である閏秒の調整が、Performance Agentに深刻な影響を与えるこはありません。
これまでにも閏秒に伴う時刻変更自体は世間一般にあった訳ですが、その際の閏秒挿入に伴いPerformance Agentが異常動作をしたと言った、障害に関する事例報告はありません。
Q17.MeasureWare Agent(MWA)とHP Performance Agent software(OVPA)はそれぞれ違う製品でしょうか。
A17. いいえ、全て同じ製品を指します。
Ver. C.03.XX までの製品をMeasureWare Agent(MWA)と読んでいました。
Ver. C.04.XX よりHP Performance Agent software(OVPA)と読んでいます。

また、Ver. C.03.XX以前の製品を利用されているお客様の場合には、MWAの他に"VPP", "VPA"と言った呼び方をされる場合もあります。

製品の導入

Q1.HP Performance Agent softwareと他HP Softwere製品の共存( 同一マシンにPerformance Agent 、他HP Softwere製品を一緒にインストール )する場合の注意事項はありますか。
A1. はい、他HP Software製品共存時の注意事項はあります。
他HP Software製品としては以下の製品が該当します。
  • HP Operations Manager software( OVOU, OVOA )
  • WebSAM Network Node Manager( NNM )
  • HP GlancePlus Pak software( GPP )
  • HP GlancePlus software( GlancePlus )
  • HP Performance Manager software( OVPM )
※HP GlancePlus Pak software(GPP)は、Performance Agent(OVPA)とGlancePlusがセットになった製品です。

OVOA 8.XX, NNM 7.51以降から、これらの製品もOV共通コンポーネントを使うようになったため、当該製品を含めた導入や削除については注意が必要になりました。

これらの製品の導入順番は、原則以下の通りです。
Manager環境 : NNM → OVOU → OVOA → GPP (OVPA → GlancePlus) → OVPM
Agent環境 : OVOA → GPP ( OVPA → GlancePlus )
(削除順番は、導入順番の逆になります。)

その他の注意事項については、HP社の技術情報ツリーを参照して下さい。 また、『OVOと共存環境』でも注意事項を説明していますので参照して下さい。
Q2.HP-UX 11.11→ 11.23のようにOSをバージョンアップする場合や、NX7000 → NX7700へのリプレースを行う場合、HP Performance Agent softwareの環境設定情報はどのように移行したらよいのでしょうか。
A2.環境設定情報の移行手順については、『環境設定の移行手順』を参照して下さい。
Q3.HP Performance Agent softwareをアンインストールした場合、HP GlancePlus softwareもアンインストールされますか。
A3.いいえ、Performance Agentの削除でGlancePlusが削除されることはありません。

HP-UXの場合:
swremoveで削除( アンインストール )してください。削除対象製品は、swremoveのSoftware Selection画面で表示されます。
B4967AA : HP Performance Agent ---> Performance Agentを指します。
B3701AA : HP PglancePlus/UX Pak ---> Glance+Pak( GlancePlus, Performance Agentがセットになった製品 )を指します。
B3693AA : HP GlancePlus/UX ---> GlancePlusを指します。

導入製品がPerformance Agentのみの場合は、B4967AAを選択します。(Performance Agentが削除されます。)
導入製品がGlacen+Pakの場合は、B3701AAを選択します。(Performance Agent, GlancePlusの両方が削除されます。)
導入製品がGlancePlusのみの場合は、B3693AAを選択します。(GlancePlusが削除されます。)

Linuxの場合:
GlancePlus と Performance Agent は別々にアンインストールします。
インストールについても同様です。
詳細は『アンインストールについて』を参照して下さい。
Q4.HP Performance Agent softwareを利用する上で必要なOSパッチはありますか。
A4. はい、OSパッチはあります。
詳しくは『パッチ情報』を参照して下さい。
Q5.HP Performance Agent softwareは、不具合改修/機能拡張のパッチが提供されていますか。
A5. はい、パッチは提供されています。
詳しくは『パッチ情報』を参照して下さい。
Q6.パッチの適用で注意することはありますか。
A6.はい、パッチ適用時には注意事項があります。
詳しくは製品紹介ページの『パッチ情報』を参照して下さい。
Q7.Ver. C.03.XX以前のPAとVer. C.04.50以降のHP Performance Agent softwareでは起動するプロセスに違いあるようです。それは何故でしょうか。
A7.Performance Agent Ver. C.04.50より製品の機能拡張を図りました。その結果として一部で起動するプロセスも変わっています。
C.04.50より通信種別としてこれまで提供していた、DCE/RPC, NCEに加え、HTTP(S)をサポートするようになりました。
また、C.04.50よりOV共通コンポーネントを導入しOVOやNNMとのprocessの共有化が図られています。
その結果、C.03.XXとC.04.50以降では起動するプロセスに違いが生じます。
詳細は『通信別プロセス一覧』を参照して下さい。
Q8.他HP Software製品と共通のプロセスはありますか。
A8. C.04.50以降のPerformance Agentでは、以下のプロセスがOVO, NNMとのOV共通コンポーネントとして起動します。
  • ovcd
    coda processを制御、管理するprocessです。
  • ovbbccb
    coda processとの通信を確立する為のprocessです。
  • coda
    HTTP(S)時に、rep_serverの役割をするprocessになります。
    DCE/rpc, NCSで起動する場合には、Performance Agentがcodaを使うことはありません。
  • ovtrcd
    トレース情報を取得するときに使用するprocessです。
Q9.parmファイルの内容(意味)について教えてください。
A9.原則として、 parmファイルの個々の設定項目については、製品が提供する ユーザマニュアル を参照し確認してください。 
parmファイルは、Performance Agentの動作の基本的な情報となりますので、大抵のパラメータには規定値が存在します。
そのため、削除( やコメントアウト )しても大抵のパラメータは"生きる"ことになります。
基本的にはデフォルト値のあるものは削除しても有効になります。
詳細は『parmファイルの説明』を参照して下さい。
Q10.HP Performance Agent softwareが収集するリソース情報の種類を教えてください。
A10. どのような種類のリソースデータを収集するかは、製品紹介ページの『機能・特長』を参照して下さい。

実際に収集されたデータは、/var/opt/perf/datafiles/log*ファイル(rawlogファイルと呼ばれています。)にそれぞれ格納されます。
log*ファイルは以下の6種類があり、7種類1セット(Ver . C.04..70.000より前のVer.は、6種類1セット)で運用されます。
  • logglob : グローバル(システム全体から見た)リソース情報が格納されるファイルです。
  • logproc : 各processのリソース情報が格納されるファイルです。
  • logappl : /var/opt/perf/parm ファイルに application 登録したprocess群のリソース情報が格納されるファイルです。
  • logdev : Disk, CPU, Filesystem, Network I/F などの各デバイスのリソース情報が格納されるファイルです。
  • logtran : トランザクション処理実行時のトランザクションのリソース情報が格納されるファイルです。
  • logindx : 各log* ファイルのインデックス情報などのファイル管理情報が格納されるファイルです。
  • logpcmd* : Ver. C.04.70.000以降でparmファイルのproccmdが有効に設定されている場合。有効に設定されていない(コメント)時は対象外。
Q11.データの保存期間はどれぐらいですか。
A11.データの記録保持期間は1年です。
Performance Agent導入後、一度もrawlogに対してロールバック処理をしない場合の記録保持期限は1年となります。
その為、rawlogに対しては、半年に一度、月に一度と言う具合に定期的にロールバック処理が実行されるようにrawlogのファイルサイズを調整することを推奨しています。
1年を超えた場合の製品の動作がVer.によって異なります。
  • Ver. C.04.60.000以前
    一度もrawlogに対してロールバック処理をしない状態で1年を迎えた場合には、rawlogの破損と共にPerformance Agentは終了します。
  • Ver. C.04.60.300以降
    一度もrawlogに対してロールバック処理をしない状態で1年を迎えた(実際には1年を迎える4,5日前)場合、rawlogに対して強制RollBack処理を実行し、rawlogのファイルサイズとして指定されているサイズ分から25%の空きを作るように、蓄積したデータより古いものか削除して以降続けてデータを記録するようにします。
強制RollBack処理については、『強制RollBack処理について』を参照して下さい。
Q12.性能情報データのファイルサイズの目安を教えてください。
A12. ご利用になられるシステムの構成や運用状況などにより異なるため、一概に数値を提示することはできません。

ただし、utility -xs -Dコマンドの出力結果を元に、ある程度は製品利用者様個々の環境にあったファイルサイズが求められると考えます。 詳細は『rawlogファイルの最適化』を参照して下さい。
Q13.HP Performance Agent softwareは、どの位の収集間隔で情報を取得するのですか。
A13. 記録される性能情報のカテゴリーにより異なります。
  • Ver. C.04.50以前
    各プロセスは、60秒(1分)毎です。
    プロセス以外(グローバル、アプリケーション、各デバイス、トランザクション)は5分毎です。
  • Ver. C.04.60以降
    各プロセスは5秒から60秒の間、グローバルデータは15秒, 30秒, 60秒, 5分の収集インターバルを設定可能です。ただし、インターバルを短くすれば、マシンへの負荷は大きくなります。
    詳しくは、ユーザマニュアルの「 Configure Data Logging Intervals 」を参照下さい。
記録される値は、メトリッククラスにもよりますが概ね平均値を提供しています。
Q14.ファイアウォールを介した通信は可能ですか。
A14. はい、可能です。
ファイアウォールの設定方法などに関しては、HP Perfomance Agent softwareインストールガイドの「ファイアウォール経由の通信」の章を参照して下さい。
Q15.HP Performance Agent softwareの使用ポートは何ですか。
A15. 使用するポート番号は以下の通りです。
Port No. Protocol Service Description
135 tcp/udp epmap DCE endpoint resolution
381 tcp/udp hp-collector hp performance data collector
382 tcp/udp hp-managed-node hp performance data managed node
383 tcp/udp hp-alarm-mgr hp performance data alarm manager
詳細は、HP Perfomance Agent software インストールガイドの「ファイアウォール経由の通信」を参照して下さい。
Q16.HP Performance Agent softwareは、OVO(HP Operations Manager software)やNNM(WebSAM Network Node Manager)へアラーム通知する事が出来ますか。
A16. はい、Performance Agentは、OVOやNNMへアラーム通知を行う事が出来ます。
  1. AlarmDBへのアラーム通知先登録(通知先としてOVOA, NNMを登録、解除する)方法
    1. 登録
      OVOA : # agsysdb -ovo on
      NNM : # agsysdb -add [NNM在中マシン名]
    2. 解除
      OVOA : # agsysdb -ovo off
      NNM : # agsysdb -delete [NNM在中マシン名]
      注意:execコマンドを使ったsyslog通知等の場合、特に通知先登録は必要ありません。
  2. alarm通知可否( ローカルアクション )の設定方法
    1. 通知可
      # agsysdb -actions on
    2. 通知不可
      # agsysdb -actions off
    3. OVOAが起動した状態で、別途NNMやexecコマンドを使ったsyslog通知も合わせてアラーム通知をさせる場合
      # agsysdb -actions always

      OVOAが起動していない(存在しない)場合のNNMやexecコマンドのみでアラーム通知をするには、# agsysdb -actions onで構いません。
  3. AlarmDBへの登録状態の確認
    # agsysdb -l

    (例) # agsysdb -l
    PA alarming status:

    OVO messages : on Last Error : none
    Exec Actions : always

    Analysis system: zeon.siz.nes.nec.co.jp, Key=10.21.86.226
    PerfView : no Last Error : none
    SNMP : yes Last Error : none

    上記の例は、アラーム通知先として、OVOA,NNM、sysylogを登録しています。
    通知可否にいてはOVOA、NNM、syslogへの通知を可能としているため"OVO messages : on","Exec Actions : always"となっています。
※注意点
上記1.でOVOAへの通知を有効としている状態で、NNMへも通知させる場合には必ず3.の方法でAlarmDBを登録して下さい。
また、通知する為の具体手な手順や注意事項に関しては、製品提供のユーザマニュアルを参照して下さい。
(検索KEYとしてagsysdbをKEYとしてマニュアル中を検索されると素早く確認できます。)
Q17.alarm定義文で設定する時間についてお教えください。
A17. 時間の説明については『アラーム定義文の説明』を参照して下さい。
Q18.ファイルシステムごとにアラームを設定できますか。
A18. はい、可能です。
サンプルについては『アラーム定義サンプル_1』を参照して下さい。
alarmdefファイル内にも同じ記述例が記載されております。
Q19.ディレクトリごとにディスクサイズのアラームを上げることはできますか。
A19. はい、可能です。
alarmdef ファイルの定義文に設定することで可能です。
サンプルについては『アラーム定義サンプル_1』を参照して下さい。
Q20.アラームをある時間帯に上げないようにすることはできますか。
A20. はい、可能です。
alarmdef ファイルの定義文に設定することで可能です。
サンプルについては『アラーム定義サンプル_2』を参照して下さい。
Q21.syslogにアラームを記録することはできますか。
A21. はい、可能です。
alarmdef ファイルの定義文に設定することで可能です。
サンプルについては、『アラーム定義サンプル_2』を参照して下さい。
Q22.クラスタ構成の場合、HP Performance Agent softwareはパッケージングしても良いのか。
A22.いいえ、厳密には推奨していません。
HP Performance Agent softwareはパッケージングしての運用は推奨していません。
各管理対象ノードのマシンに個別にインストールして頂き、単独で御利用下さい。
ただし、パッケージングスクリプトをユーザ責任の範疇で設定していただくことで、運用は可能です。

対応 AP : MC/SG

運用する際は、『クラスタ環境での運用時の制限事項』を参照して下さい。
Q23.クラスタ環境での運用時の制限事項はありますか。
A23.はい、制限事項はあります。
クラスタの切替、VG、lvol、Filesystemの追加、削除などを実施した際には必ず、Performance Agent(以下OVPA)の再起動が必須です。
再起動しない場合、現在までに以下のような事例が報告されております。
  • 新規作成した LVOLがOVPAに認識されない。
  • クラスタ環境下のWin版OVPAで、フェイルオーバ後のDISK数などが減少して計上される。
  • 外付けDISKのリソースデータが、extractで抽出出来ない。
  • GlancePlus : クラスタ環境にて VG削除を実施したが、glanceでその削除したVGが表示される。
  • MWA C.03.86 : OVPM経由でMWAのデータを参照しているが、外付けDiskの情報が参照できない。
詳細については『クラスタ環境での運用時の制限事項』を参照して下さい。

※クラスタ環境以外でも、マシンのデバイス構成が都度変わるような環境では、構成変更後に必ずOVPAを再起動する事が必須です。
Q24.HP Performance Agent software自身はCPUやメモリといったリソースをどの程度消費するものですか。
A24. マシンクラスやリソースにより一概に数値は提示出来ませんが、以下のサンプルが示すように、リソースを多く必要としない製品となっております。
リソース消費量については、製品導入環境や製品の運用状況などのもより変化するので、この限りではありません。

マシンクラス: Aクラス
CPU : 440 MHz 1個
メモリ : 640 MB
OS : HP-UX 11.0 (64bit kernel)
CPU使用率 : 3.8 % / メモリ使用量 : 15.4 MB
※上記計測にはPerformance Agentで起動する全プロセスを含めた計測値です。
Q25.他HP Software製品共通トレース機能を有効にした状態での当該製品インストールの禁止事項を教えてください。
A25.他HP Softwere製品がインストールされている環境に於いて、HP Software製品共通トレース機能 (ovtrcd) を用いて共通コンポーネント( coda, ovbbccb, ovcd )のトレースを採取中の状態でOVPAをインストールした場合には、共通コンポーネントのプロセスが起動できない場合があります。
OVPAのインストール時はトレース採取の設定を無効にした状態でインストールしてください。

※上記のトレース機能を利用している状態とは、トレース機能を設定してトレース情報を採取している状態 ( /opt/OV/support配下の各プロセスを利用 ) のことを指します。
また、ovtrcdプロセスはデフォルトで起動しております。
従いまして、トレース採取を実施していない (トレース設定を利用していない) 場合に ovtrcdプロセスが起動していても問題はありません。
Q26.バージョンアップした後に、今までの設定ファイルや rawlogファイルを使用することができますか。
A26.Performance Agentをバージョンアップするときは、設定ファイルやrawlogファイルを退避してから製品の削除、インストールを実施してください。
その後、新規で作成された設定ファイルに対して、それまで利用していた時のカスタマイズ部分を反映させてください。
また、rawlogファイルはインストール後に新たに作成されたrawlogファイルを利用してください。
Q27.パッチと集積(累積)パッチの違いを教えてください。
A27.Performance Agent Ver. C.04.5X以降については、それ以前のVer. (Ver. C.03.XX 以前)製品と比べ、パッチを提供することで不具合改修や機能改善を吸収する傾向にあります。
そのパッチについては大きく分けて製品パッチとOV共通コンポーネントパッチの2つに分類されます。

製品パッチ ・・・改修の対象を当該製品に限定した製品のパッチです。
OV共通コンポーネントパッチ ・・・ 集積パッチ、累積パッチ、統合パッチと言った呼び方をします。
改修の対象を、当該製品以外のOVOやNNMと言った製品も利用するOpenView製品が共通で利用する資材に限定したパッチです。

パッチを適用する際には、原則初めにOV共通コンポーネントパッチを適用して下さい。その後から製品パッチを適用して下さい。
また、OV共通コンポーネントパッチを適用する際には、最低限当該製品の停止と他OpenView製品が共存している場合にはそれらの
製品も停止させておく必要があります。製品パッチについては最低限当該製品の停止が事前に必要です。

パッチの導入方法は製品Ver.によりパッチの提供形態が変わる場合があるので一概に統一した導入方法と言ったが提示出来ません。
そのため、パッチの導入に当っては、必ず各パッチ資材に含まれるReadme、パッチテキスト中に記載されている適用方法を事前に参照し確認して下さい。
Q28.OVPAとOVPMの間の通信確認をする方法はありますか。
A28. はい、確認方法はあります。
HP社の技術情報ツリーを参照して下さい。
Q29.OVPAが(OVOAやNNMへ)通知可能なalarmの種類(alert種別)と色の関係を教えて下さい。
A29. ALERT種別 : 色
CRITICAL statements : RED
MAJOR statements : MAGENTA / ORANGE
MINOR statements : YELLOW
WARNING statements : CYAN
NORMAL statements : GREEN

上位製品( NNMやOVO )へは上記色で該当するメッセージが通知(表示)されます。
また、実際の通知では、ALERTを種別で設定しても色で設定してもどちらでも構いません。
(例)
ALARM GBL_TOTAL_CPU_UTIL >= 90 FOR 10 MINUTES
START
CRITICAL ALERT ------

RED ALERT ------
は同義です。
Q30.parmファイルの各パラメータで優先度など決まっていますか。
A30. はい、parmファイルの設定項目( パラメータ )の中には優先度があるものが幾つか存在します。
parmファイルに記述される各パラメータは、OVPAがマシンのリソースデータを収集・記録する際にその動作に影響を与えます。

log パラメータ、xxthreashold パラメータ、flushパラメータについては以下の優先度があります。
log パラメータ < xxthreashold パラメータ < flushパラメータ

詳細は『parmファイルのパラメータの優先度』を参照して下さい。
Q31.メディアの中身( インストールパッケージ一式 )を任意のディレクトリに置き、そこからインストールすることは可能ですか。
A31.はい、Solaris、AIX、Linux、Windowsについては可能です。
HP-UXについては出来ません。

ただし、注意点としてインストール後、以下を確認してください。
  • perfstatコマンドを実行し、プロセスが正常に動作していることを確認する。
  • status.xxxファイルを確認し、エラー情報が出力されていないことを確認する。
  • rawlogファイルサイズが増加していること(0KBではないこと)を確認する。
  • extractコマンドで抽出データが問題なく出力できることを確認する。
  • utility -xs -Dコマンドを実行し、エラー情報が出力されていないことを確認する。
Q32.試用版から製品版の製品を利用する際の注意事項はありますか。
A32.はい、注意事項があります。
試用版導入環境に製品版を導入する場合には、まず一度試用版製品を削除(アンインストール)して下さい。
試用版削除後に製品版を導入(インストール)して下さい。

HP-UXの場合
試用版をswremoveコマンドを使って削除して下さい。削除対象製品は、swremoveのSoftware Selection画面で表示されます。
試用版として導入している製品に該当する型番(_TRY付き)を選択し削除して下さい。

B3701AA_TRY : Trial HP PglancePlus/UX Pak → Glance+Pak(GlancePlus, Performance Agentがセットになった製品)を指します。
B3693AA_TRY : Trial HP GlancePlus/UX → GlancePlusを指します。
B4967AA_TRY : Trial HP Performance Agent → Performance Agentを指します。

製品版の導入は、Application Mediaよりswinstallコマンドを用いて導入します。swinstall起動後に事前に入手している製品版コードワードを設定し、swinstallのSoftware Selection画面で製品版の型番(上記試用版の型番から_TRYを取った形になります。)を選択し導入して下さい。
Q33.HP Performance Agent softwareは、ユーザ:root(superuser)でなければ使用できませんか。root権限を持つ他ユーザで使用することはできますか。
A33.はい、ユーザ:root(superuser)で使用しなければなりません。
ユーザ:rootと同じもしくは同様の権限をも持たせたユーザ:root以外の別ユーザで製品を使用することはできません。
HP-UX RBAC(Role-based Access Control)を用いて別ユーザに対して、ユーザ:rootの権限を付与した場合についても同様です。

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