官房長官“普天間 国外移設は難しい”
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官房長官“普天間 国外移設は難しい”

4月12日 12時19分

平野官房長官は記者会見で、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について、県民の負担軽減や危険性の除去を図るため、県外移設を軸に検討しているとする一方、国外への移設は現時点では難しいという認識を示しました。

平野官房長官は12日午前、総理大臣官邸で沖縄県議会の高嶺議長と会談し、アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって意見を交わしました。これについて平野官房長官は記者会見で、「高嶺議長からは、普天間基地の県外移設を検討してもらいたいという要請があった。わたしからは沖縄県民の負担軽減を図り、危険性を除去するため、鳩山総理大臣が述べている県外移設を軸に政府として動いている。ぜひ理解してほしいと伝えた」と述べました。その一方で、平野官房長官は「サイパンやテニアンなど、北マリアナ諸島への国外移設の話も議長からあった。大きな流れの中では、そういう考えも出てくるかもしれないが、危険性の除去や県民の負担軽減に対応するプロセスの中に組み入れることは、現時点で、政府の案としては難しい」と述べました。