ついにマイクロソフトが高性能スマートフォン「KIN」シリーズ2機種を発表、フルキーボード搭載でHD動画にも対応

マイクロソフトが「Pink」というコードネームで開発されていた携帯電話の新製品を現地時間の4月12日に発表する予定であることを先週お伝えしましたが、ついに本日未明、高性能なスマートフォン「KIN」シリーズ2機種を発表しました。

いずれもフルキーボードを搭載した、各種ソーシャルネットワーキング（SNS）サービスへの対応を前面に押し出したシャープ製端末となっており、音楽再生や高画質の動画撮影などに対応しています。

詳細は以下から。
Microsoft Ushers in the Next Generation of the Social Phone With KIN, a New Windows Phone: Microsoft, Sharp, Verizon Wireless and Vodafone unveil KIN, a new Windows Phone designed for broadcasting and sharing everyday moments.

このリリースによると、マイクロソフトは5月からアメリカのベライゾン・ワイヤレスを通じて「KIN」と呼ばれる、OSに2月に発表された「Windows Phone 7」や既存のOSなどとは異なるバージョンのWindows Phoneを採用した携帯電話端末2機種を発売するそうです。また、秋にはドイツ、イタリア、スペイン、イギリスのボーダフォンからも発売されるとのこと。

「KIN」シリーズはソーシャルネットワーキングサービスに特化したモデルとなっており、友人たちの近況やメッセージ、写真などに自動的に優先順位を付けてトップページに表示してくれる機能を搭載した携帯電話で、ユーザー同士であらゆる情報を共有できる「KIN Spot」というサービスを採用しています。

これが「KIN ONE」


キーボードをスライドさせたところ


手に持ったところ。まるでストップウォッチのようなコンパクトさです。


文字入力する時はこんな感じ


マルチタッチインターフェースにも対応しています


カメラ撮影時。これだけ小型であるにもかかわらず、カメラの画素数は500万画素でLEDライトを搭載。また、SD解像度の動画撮影に対応しています。


そしてこちらが「KIN TWO」


キーボードをスライドさせるとこんな感じ


テーブルに置いたところ


こちらもキーボード入力だけでなく、マルチタッチインターフェースに対応。


カメラ撮影時。LEDライト搭載の800万画素カメラを採用しており、HD画質の動画撮影が可能です。


トップ画面。タイル上の表示により、友人たちの状況が一目で分かります。



タイルは指でドラッグアンドドロップすることも可能。


メニュー画面。XboxやMSNなどのマイクロソフトの各種コンテンツに加えて、TwitterやFacebook、MySpaceといったソーシャルネットワーキングサービスを利用できるようになっています。


アプリケーション一覧。基本的にプリインストールのアプリケーション以外は利用できません。


ブラウザはこんな感じ


メール送信画面


動画を拡大したところ。マルチタッチインターフェースの採用により、手軽に拡大・縮小再生ができます。


もちろんカメラで撮影した画像もマルチタッチで拡大・縮小できます。


それぞれのスペックは以下のリンクに掲載されていますが、「KIN ONE」は4GBの内蔵メモリとモノラルスピーカーを搭載、そして「KIN TWO」は8GBの内蔵メモリとステレオスピーカーを搭載したモデルとなっており、同社の音楽プレーヤー「Zune」と同じ機能を備えています。

KIN.com - Which one is for you?


なお、以下のリンクで「KIN」シリーズのデモ動画が公開されており、「KIN」について知ることができます。

KIN Virtual Presskit: Video Gallery

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