3Dテレビ シャープ参戦 世界初4原色表示 今夏投入 (1/2ページ)

2010.4.13 05:00

 シャープは12日、立体映像が楽しめる3次元(3D)対応液晶テレビを「アクオス」ブランドで今夏から国内投入する、と発表した。国内参入は今月23日発売のパナソニック、6月のソニーに次いで3社目となる。シャープは「明るさ」「色鮮やかさ」に優れる4原色表示技術を世界で初めて搭載したとしており、先行する他社に対抗する考えだ。

 「液晶のシャープが満を持して開発した」

 シャープの松本雅史副社長は同日の発表会で、こう胸を張った。同社の3D技術の目玉は、これまでの赤、緑、青の3原色に加え、黄色も表示させる4原色技術。「4原色はテレビの新たな時代」と強調する。

 価格や仕様などの詳細は5月に発表するが、40~60型台の大型機種を中心に発売する予定で、一部商品は4原色にも対応させる。さらに、3D映像のブレの原因となる「二重像」低減のため、液晶分子制御技術も搭載する考えだ。価格については、「通常の2次元テレビよりアップすることは確かだが、他社を見て決めたい」(松本副社長)とした。

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