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ISS:宇宙でお国の自慢料理食べ比べ?日米露の飛行士

ロシア製の宇宙食ドリンクをカメラに見せる野口聡一宇宙飛行士=NASAテレビから
ロシア製の宇宙食ドリンクをカメラに見せる野口聡一宇宙飛行士=NASAテレビから

 【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)奥野敦史】宇宙の食事は意外に充実? 米航空宇宙局は米中部時間11日(日本時間12日)、山崎直子宇宙飛行士(39)、野口聡一宇宙飛行士(44)が滞在している国際宇宙ステーション(ISS)の食事風景を公開した。2人は米国、ロシアの飛行士と、楽しそうに「食卓」を囲んでいた。

 ジョンソン宇宙センターで、山崎さん搭乗のスペースシャトル「ディスカバリー」の管制を担当している星出彰彦宇宙飛行士(41)によると、映像で見えるメニューは細長いチューブに入ったロシア製の紅茶のような飲料と缶詰。チューブは口をつけて吸う時だけ中身が出る構造で、中にはティーバッグが入っている。食べ物は、レトルト食品やフリーズドライ製品が主流の日米に対し、ロシアは今も缶詰がメーン。星出さんは「ごみ減量のため、食べ終わると皆で缶を一生懸命つぶします」と話していた。

 ISSには、宇宙航空研究開発機構などが開発した宇宙日本食も持ち込まれている。ラーメン、サケおにぎり、緑茶などメニューも多彩で各国の飛行士に人気。山崎さんもカレーやようかんなどを持参したという。

毎日新聞 2010年4月12日 18時46分(最終更新 4月12日 19時08分)

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