体操ワールドカップ・パリ大会種目別鉄棒 内村航平選手が金メダル
フランス・パリで行われた体操のワールドカップ・パリ大会の種目別鉄棒で、内村航平選手(21)が金メダルを獲得した。
内村航平選手の母・周子さんは、「今度、鉄棒ですか? ドキドキするなあ」と、テレビ画面に真剣なまなざしを向けていた。
内村選手は、フランス・パリで行われた体操のワールドカップ・パリ大会の種目別鉄棒で、見事、金メダルを獲得した。
周子さんは「金だっていって、やったーって! けがなく終わったんだって...」と話した。
内村選手は、いきなり大技、足を伸ばした屈伸のコバチを見せ、最後は後方宙返りにさらにひねりを加えたコールマンを見せた。
今回、内村選手には、ある進化があった。
元オリンピック金メダリストの森末慎二さんは、「この技(伸身コスミック)が1つ増えました。(これまでは)離れ技が3つだったのが、今回は4つと」と語った。
両手を離して再び鉄棒を持つ難度の高い「離れ技」を、2009年の世界選手権では3回だったのに対し、今回は4回に増やしていた。
森末さんは「加点を上げてということが狙いだったと思う。すべての筋肉が、もうぎりぎりの限界状態」と語った。
内村選手は、ロンドンで金メダルを目指す。
(04/12 19:50)