海岸の発見遺体は不明の女子高生と断定 死因は水死
県警捜査1課と雲仙署は25日、雲仙市小浜町富津の海岸で24日見つかった遺体を司法解剖した結果、行方不明となっていた同市小浜町南本町の高校3年、種村侑里さん(18)と断定した。死因は水死。
同署などによると、DNA鑑定や歯形などから種村さんと特定した。死後3〜4週間たっていた。遺体は一部白骨化、制服姿で見つかり、着衣に乱れはなく、目立った外傷もなかった。原因を詳しく調べている。
種村さんは2月28日夜、諫早市の特別支援学校の卒業式の予行練習を終えて下校途中、小浜町のバスターミナルで目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。3月1日にバスターミナル近くの岸壁で種村さんの財布などが入った学生かばんが見つかった。
同学校長は「種村さんは明るく素直で、行事にも意欲的に取り組んだ。陸上部にも入っており、高総体では応援に行った。家族の気持ちを考えると胸がつぶれる思い。いずれ家族に卒業証書を渡しにいきたい」と沈痛な表情で話した。また、寺田隆士県教育長は「侑里さんの冥福を心から祈りたい」とのコメントを発表した。
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