「コミュニケーション活動」をテーマに
具体的な実践発表や体験研修
2008年3月25日〜26日・ルビノ京都堀川

教職員研修

 去る3月25・26日両日にわたり京都で開催いたしました「2008年JAPE春季幼年教育研修会」の一日目は、滝沢武久理事長による基調講演「ピアジェ理論からみた幼児の発達」で幕をあけ、その後、中川登美子先生にはピアジェ理論を応用した教材の活用法を「考える力」は「生きる力」と題しての講演、また、3つの分科会で各教材の実践研究、コミュニケーションスキルアップ、リーダーシップ研修を行いました。
  二日目は「保育室の気になる子の理解と支援」と題した、学校心理士・臨床発達心理士の甲木有紀先生の講義では、事前に受講者から回りの行動や言動が気になる子ども達についてのアンケートを募り、保育現場での事例をもとに心理学的な立場から多くのアドバイスをいただきました。


風景
分科会1・めざましあそびの活用・小林まき子先生
木田幼稚園
分科会2・加藤逸子先生
先生と保護者のかかわり言葉の力、つたえること、伝わること
誠心相陽幼稚園
分科会3、6・リーダーシップ研修・吉岡雅彦先生
岸部敬愛幼稚園
分科会4・ファースト/スタートシリーズの活用・中村真理子先生)
大里
講義「考える力は生きる力」・中川登美子先生

甲木分科会5・コミュニケーション上達講座・松井直輝先生

 
講義・保育室の気になる子の理解と支援・甲木有紀先生
 

新任研修ゼミナール 

3月25日〜27日/2泊3日

 新任教師ゼミナールでは保育者としての心構えともう一つ、新学期からすぐに役立つ内容の研修が大きな柱となっています。入園式、進級式を不安なく迎えるためのお話や保護者との接し方、保育では楽しい導入展開例や楽器の扱い方、はじめての参観日を成功させるポイントなど、幼稚園、保育園での具体的な活動について講義が進められました。
 また、保育者としてはじめて1年を過ごす先生方のために、四季折々の童謡や唱歌を歌い、1学期から3学期までの行事の流れについて学びました。
 最終日には洛東幼稚園(京都)のご協力のもと年少児にお集まりいただき、小林まき子先生による研究保育を見学しました。子ども達と一緒に活動したり、熱心にメモをとる受講者の様子がみられました。最後に「先輩からのメッセージ」として、昨年この研修を受講された、うちあげ幼稚園(大阪)の今村春菜先生にクラス担任として1年間を過ごした経験談や受講された先生方に励ましの言葉をいただきました。


風景先輩からのメッセージ・今村春菜先生
(うちあげ幼稚園・2年目)
木田幼稚園新任教師ゼミナール受講風景

園長研修会

3月26日一日研修

 教職員のための春季幼年教育研修会と同時開催しました「設置者・園長・後継者研修」は、夜回り先生こと水谷修先生の「いま、子どもたちは…」〜私たちにできること、しなければならないこと〜のテーマでの講演後、文部科学省幼児教育課幼保連携推進室長・大谷圭介氏より新教育要領の概要について解説をいただきました。また、参加者からの幼児教育行政全般についての質問にも大変丁寧にご回答いただきました。
 休憩をはさんで、今最も関心があり益々重要なテーマになると思われる教職員採用について、養成校側から、伊藤文男/武蔵野大学学生支援部キャリア開発課課長、幼稚園側から玉木弁立/神奈川県・久里浜幼稚園園長、木村義恭/北海道・幼保総合施設コロポックルの森園長、田中文昭/大阪府・うちあげ幼稚園副園長、棚橋敏彦/岐阜県・北方幼稚園主事をパネリストに、司会進行を吉村文比古/神奈川県・誠心相陽幼稚園園長代理の7名にご参加いただき「ますます厳しさを増す教職員採用!」のテーマでシンポジウムを開催しました。
 今回は午前10時からの1日研修でしたが、シンポジウム終了後、立食での懇親会を企画しました。お時間の許される約半数の先生方の参加で、シンポジウムテーマの続き、各地のユニークな取り組み、幼児教育に対する各自の思い等の話題で午後7時まで盛りあがりました。

風景
文部科学省・幼保連携推進室長/大谷圭介氏
木田幼稚園シンポジウム風景
誠心相陽幼稚園
懇親会
 

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社団法人日本幼年教育会事務局まで
電話:06-6746-0784 Fax:06-6744-5751
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