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不断の日記 (の体裁をした覚え書き) です。


2007-10-21 (Sun) [長年日記]

メーラを QMAIL3 に替える(2) - いわゆるウィルコムメールを自動受信する

というわけで、次は、いわゆるウィルコムメールを自動受信するために必要なアプリケーションをインストール。

自動受信を実現する方法は複数存在するが、今回わたしは、システムにインストール済みの「tmail.exe」や「STMail.exe」を置き換えない方法を選択。

「W-ZERO3 メール」によるメールの自動受信を停止 & 「W-ZERO3 メール」がサーバ上のメールを削除しないように変更する

  • [スタート] - [設定] - [電話] - [その他] - [メールプロキシ] - [ウィルコムアカウントのメッセージを...] で、 [自動受信する] のチェックを外す。
  • [スタート] - [プログラム] - [W-ZERO3 メール] で「W-ZERO3 メール」を起動し、
    • [メニュー] - [その他] - [オプション] - [通常使用するメールソフトに設定する] のチェックを外す。
    • [メニュー] - [その他] - [アカウント設定] - [編集] - [動作設定] - [受信メッセージをサーバーから削除] のチェックを外す。
    • [メニュー] - [その他] - [アカウント設定] - [編集] - [動作設定] - [自動受信する(E メール自動受信機能)] のチェックを外す。

QMAIL3 : ウィルコムメールのアカウントをセットアップする

ウィルコムメールのアカウントをセットアップについては、先日記述済みなので省略。

QMAIL3 : 巡回ルートを追加する

[メニュー] - [ツール] - [同期] - [巡回] - [編集...] から開くダイアログで [追加...] として、巡回ルートを追加する。 この設定は、後ほどインストールする ttmail により QMAIL3 を起動する際に必要となる。

  1. [名前] : pdx (もちろん、他の名称でも構わないが、ここで設定した名称が後に必要となる。)
  2. [追加...] を押下して、巡回ルートの設定を行う。
    • [アカウント] : プルダウンリストから自動受信対象のウィルコムメールを選択する。
    • [サブアカウント] : デフォルトでは「未指定」となっているので、プルダウンリストから「デフォルト」を選択する。
    • [フォルダ] : デフォルトの「すべてのフォルダ」のまま。
    • [フォルダを選択] : デフォルトのまま(チェックを入れない)。
    • [同期フィルタ] : デフォルトのまま(空欄)。
    • [タイプ] : デフォルトの「送受信」のまま。
  3. [タイプ] : デフォルトの「逐次」のまま。
  4. [確認する] : デフォルトのまま(チェックを入れない)。
  5. [ダイアルアップ...] を押下して、当該巡回ルートで使用するダイアルアップ接続に関する設定を行う。
    • デフォルトでは「ダイアルアップ接続をしない」となっているので、「ネットワークに接続していないときにダイアルアップ接続する」に変更する。
    • [エントリ名] : プルダウンリストから「CLUB AIR-EDGE」を選択する。
    • [ダイアル元] : デフォルトのまま(空欄)。
    • [ダイアログを表示] : デフォルトのまま(チェックを入れない)。
    • [〜秒待ってから切断する] : デフォルト 0 秒のまま。

ttmail をインストールする

パッケージの入手

<http://yuukinet.seesaa.net/category/2240480-1.html>

パッケージの展開先

任意のフォルダ

なお、わたしは \Program Files\ttmail\ 以下に展開した。

設定

\Program Files\ttmail\ttmail.ini で行う。

なお、わたしが変更したのは、 [General] 以下にある5つの設定のみ。 これら以外の設定はデフォルトのまま使用している。

; ■メール受信時に"Status15"の値を操作する [0:1にする,1:-1にする,2:操作しない]
;
; 0: 1にする		(オンラインサインアップを実行しないで使用する場合)
; 1: -1にする		(標準のメーラー以外を使用する場合)
; 2: 操作しない		(標準のメーラーを使用する場合)
;
; ※正しく設定できていない場合は下記のような問題が発生することがあります。
;   ・プログラムが連続で2回起動される
;   ・2通目以降のメールを受信できない
;
; ResetStatus15=2
ResetStatus15=1
;--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
; ■Pocket Outlookがメール受信後に"Status15"を-1にする [0:-1にしない,1:-1にする]
;
; 0: -1にしない
; 1: -1にする		(WS011SHでPocket Outlookを起動するように設定している場合)
; 
; ChangeStatus15=1
ChangeStatus15=0
;--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
; ■"Status15"が-1になったときにネットワーク接続を切断する [0:切断しない,1:切断する]
;
; 0: 切断しない
; 1: 切断する		(Pocket Outlookがメール受信後にネットワーク接続を切断したい場合)
;
; Disconnect=1
Disconnect=0
;--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
; ■メール受信時にプログラムを起動する [0:起動しない,1:起動する,2:PocketOutlook]
;
; 0: 起動しない
; 1: 起動する
; 2: Pocket Outlookを起動する
;
; Execute=2
Execute=1
;--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
; ■起動するプログラムの位置
;
; W-ZERO3メール	: Path=\Windows\STMail.exe
; HDMobiMail	: Path=\Program Files\HDMobiMail\HDChkMail.exe
;
; Path=
Path=\Program Files\tmail\STMail.exe
起動

\Program Files\ttmail\ttmail.exe を実行すれば良い。

[es] を再起動する度に ttmail を手動で起動するのは面倒なので、 GSFinder+ WM5 などのファイラを使用してショットカットを作成し、 \Windows\スタートアップ\ 以下に放り込んでおくと良い。

tmail をインストールする

パッケージの入手

<http://yuukinet.seesaa.net/category/2240479-1.html>

パッケージの展開先

任意のフォルダ (わたしは \Program Files\tmail\ 以下に展開した。)

設定

\Program Files\tmail\Segging\ 以下の設定ファイルで行う。 わたしが変更したのは、以下の4つのファイル。

  • (02)受信サーバの設定.txt … [Server1] 以下

    User=(ユーザ名;オンラインサインアップで確認する)
    Password=(パスワード;オンラインサインアップで確認する)
  • (03)メール受信処理後の設定.txt … [Default] 以下

    ; 受信処理後にネットワークから切断する
    ; [0:切断しない、1:tmailが受信後に切断する、2:切断用実行ファイルを実行する、3:tmail起動前の状態に従う]
    ; Disconnect=2
    Disconnect=3
  • (04)設定リスト[プログラム起動].txt … [Default] 以下

    ; 起動する外部プログラムの位置
    ;
    ; 例)
    ; ・W-ZERO3メール	: Path=\Windows\STMail.exe (STMail置き換え時は永久ループになるので設定しないでください)
    ; ・HDMobiMail		: Path=\Program Files\HDMobiMail\HDChkMail.exe
    ; Path=
    Path=\Program Files\QMAIL3\q3u.exe
    ; 起動する外部プログラムに渡す引数
    ;
    ; 例)
    ; ・W-ZERO3メール	: Parameters=-receiveWmail
    ; ・HDMobiMail		: Parameters=
    ; Parameters=
    Parameters=-q -g pdx
    ; 起動するまでの待ち時間 [ミリ秒単位で指定]
    ; ExecuteDelay=0
    ExecuteDelay=1000
  • (04)設定リスト[Today画面].txt : DispToday 関連の設定

    • [Default] 以下

      ; 新着メール件数をTodayに表示する(W-ZERO3[es]専用) [0:表示しない、1:表示する]
      ; DispToday=0
      DispToday=1
      ; 送信者名、件名を表示する [0:表示しない(変更しない)、1:表示する、2:削除する]
      ; DispMail=1
      DispMail=2
      ; DispTodayのサイズ [ピクセル単位で指定]
      ; DispSize=56
      DispSize=42
    • [Zero] 以下

      ; DispTodayのサイズ [ピクセル単位で指定]
      ; DispSize=20
      DispSize=42
    • [Error] 以下

      ; DispTodayのサイズ [ピクセル単位で指定]
      ; DispSize=56
      DispSize=42

DispToday をインストールする

パッケージの入手

<http://yuukinet.seesaa.net/category/2246133-1.html>

パッケージの展開先

任意のフォルダ

なお、わたしは \Program Files\DispToday\ 以下に展開した。

設定

今回は Windows Mobile Developer Power Toys に含まれる Command Prompt (cmd.exe) からコマンドを発行して行った。

\> cd \Program Files\DispToday\
\Program Files\DispToday> Registry.exe Install 1 
\Program Files\DispToday> ChgToday.exe 1 S 42
\Program Files\DispToday> ChgToday.exe 1 I "\Program Files\QMAIL3\q3u.exe" 4 4
\Program Files\DispToday> ChgToday.exe 1 E "\Program Files\QMAIL3\q3u.exe"

Command Prompt をインストールしていない場合は、 GSFinder+ WM5 などのファイラを使用して、上記のコマンド同等のショートカットを作成・実行する。

終了後、 [スタート] - [設定] - [個人用] - [Today] - [アイテム] から [DispToday1] にチェックを入れると、 Today 画面にメールの受信状況を表示するエリアが出現する。 なお、今回の方法では、表示エリアの文字列について初期値を指定していないため、最初の自動受信が行われるまでは、アイコンファイルの右側は空欄となる。

onQMAIL3 をインストールする

パッケージの入手

<http://yuukinet.seesaa.net/category/3256622-1.html>

パッケージの展開先

任意のフォルダ

なお、わたしは \Program Files\onQMAIL3\ 以下に展開した。

設定

\Program Files\onQMAIL3\onQMAIL3.ini で行う。

なお、わたしが変更したのは、 [General] 以下にある3つの設定のみ。 これら以外の設定はデフォルトのまま使用している。

; QMAIL3のアカウントフォルダ
; MailFolder=\My Documents\個人用\Mail\accounts
MailFolder=\My Documents\data\qmail3\accounts
; 起動する外部プログラムの位置
; Path=
Path=\Program Files\tmail\STMail.exe
; 起動する外部プログラムに渡す引数
; Parameters=
Parameters=/ResetLED /ResetCount /ResetToday
起動

\Program Files\onQMAIL3\onQMAIL3.exe を実行すれば良い。

[es] を再起動する度に ttmail onQMAIL3 を手動で起動するのは面倒なので、 GSFinder+ WM5 などのファイラを使用してショットカットを作成し、 \Windows\スタートアップ\ 以下に放り込んでおくと良い。

[es] を再起動する

キーボード脇の [Reset] をスタイラスの先で押すなどして、 [es] を再起動すると、以降、自動受信 & LED の制御 & Today 画面にメール受信状況の表示 ができるようになっているはず。

ただし、今回の方法では、受信状況の表示エリアの文字列について初期値を指定していないため、最初の自動受信が行われるまでは、アイコンファイルの右側は空欄となる。

自動受信中 未読メールあり 未読メールなし
ネットワークに接続中 未読メッセージ:1件 未読メッセージはありません

情報源/参考情報