最新ニュース
内閣支持率の続落の影響は?記者が解説
NNNが9~11日に行った世論調査によると、鳩山内閣の支持率は28.6%と初めて3割を割り込んだ。内閣支持率の続落が今後の鳩山政権に与える影響について、政治部・青山和弘記者が解説。
民主党内には「黙って耐えるしかない」との声もあるが、参議院議員選挙を控えて「このままでは野垂れ死にしてしまう」と言った危機感が強まっている。中には「このままいけば内閣総辞職もある」との声も出ている。
今回の支持率下落の大きな要因となった沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設問題は、アメリカの反発に加えて移設先として考えている鹿児島・徳之島などの了解が得られる見通しも立っていない。このため、5月末までに新たな移設先で決着させることは、ほぼ絶望的な状況だ。
一方で、民主党内には政治とカネの問題をめぐり「小沢幹事長を代えるしかない」との声もくすぶっているが、首相周辺は「もはや小沢さん1人を切っても変わらないかも知れない」と話し、鳩山首相自身の指導力への不信感が大きいとの見方を示している。
わずか7か月で支持率が約40%も下落した鳩山首相は、がけっぷちに追いつめられた。
- 注目ワード
- アメリカ軍普天間基地 移設先 支持率下落 小沢幹事長 参議院議員選挙
※「注目ワード」はシステムによって自動的に抽出されたものです。
【関連記事】
- 2010.04.12 15:36
- 支持率2割台に 鳩山首相「踏ん張り時だ」
- 2010.04.11 22:45
- 鳩山内閣支持率、初めて3割を割り込む
- 2010.03.30 21:07
- 迷走する普天間移設問題 政治部記者が解説
- 2010.03.14 20:03
- 鳩山内閣不支持、初めて5割を超える
- 2010.02.15 01:49
- 鳩山内閣支持率、3割台に下落 記者が解説