劇場版アニメ『空の境界』の7部作で歌われる主題歌のために、2007年にスタートしたプロジェクト"Kalafina（カラフィナ）"。アニメ界のヒットメーカーである梶浦由記さんの新プロジェクトとして注目を集め、2008年『oblivious』で鮮烈のデビューを飾り、オリコンウィークリーランキング8位を獲得するというヒットとなりました。メンバーは、梶浦由記さんによるオーディションで選抜されたメンバーで構成され、その厳しい審査を超えてきた女性ボーカリストたちは、梶浦由記さんの生み出す楽曲の世界の中で、まさに美しく滑らかなシルクが紡ぎ出されるような魅力的な世界を作り上げています。

　この日のイベントでは、Special Video Concertとして、横浜BLITZのライブから「Lacrimosa」「serenato」「うつくしさ」「また風が強くなった」「Kyrie」「音楽」の6曲を上映しました。彼女たちの歌の世界は、アイルランド系のケルトミュージックのような雰囲気があり、聴いているとエンヤやエニグマのような、ちょっと宗教的・民族音楽的な雰囲気の中に引き込まれていきます。そうした中に軽快なダンスビートを取り入れたナンバーもあり古典音楽とポップスの高次元な融合を感じさせる世界が広がります。こうした音楽にアンテナ感度の高い音楽ファンが飛びつかない訳はなく、彼女たちが注目を集めざるを得ない存在であることは、容易に納得がいくわけであります。ぜひ、皆さんも、聴いた事のない方はその魅力的な世界を楽しんでみてください。

Kalafina Official Web Siteはこちら