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東洋人の遺伝子特性を解明 韓国の研究陣 

入力 2010-04-05 15:37:59  

韓国の研究陣が東アジア人だけに現れる遺伝子構造変異を3500か所も解明し、今後、人種間の遺伝子の違いを分析するだけでなく、個々人に合わせた治療を早めるきっかけになると期待されています。
ソウル大学医学部の遺伝子医学研究所の徐廷瑄( ソ・ジョンソン)教授チームは、韓国人、日本人、中国人それぞれ10人ずつを対象に、アジア人の遺伝子について変異地図を完成したと5日、発表しました。
それによりますと、例えば人体にある遺伝子23組のうち1番の染色体には澱粉を分解する酵素「アミラーゼ」が含まれていますが、農耕生活が長かったアジア人にはアミラーゼが10個も並んでいるのに対して、猟を中心とした生活をしてきたアフリカ人には3つしかありません。
今回の研究では、このように遺伝子が東洋人と西洋人との間で違うところを3500か所も発見したもので、研究チームは今後、個々人の遺伝子構造を分析して、その人に合わせた治療ができる時代を早めるきっかけになると期待しています。
この研究結果は、世界的な科学専門誌「ネイチャー ジェネチックス(Nature Genetics)に5日付けで掲載されました。

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