「御柱(おんばしら)祭」を催していた長野県千曲市土口の古大穴(ふるおおあな)神社で11日午後7時ごろ、建て替え中の柱1本(長さ約10メートル、直径約30センチ)が倒れ、作業をしていた4人に当たった。近くの会社員篠宮宏幸さん(38)が頭などを打って死亡。千曲市屋代の会社員安藤主税(ちから)さん(32)が腰の骨が折れる重傷を負い、他の2人が胸などを打つけがをした。
長野県警千曲署によると、柱は杉の木で、重さは数百キロという。約100人がかりでロープを引いて建て替えていたが、根元の支えが不十分で倒れたらしい。
祭りは、諏訪大社の御柱祭に合わせて、県内各地の分社で開かれている。