姫路城の天守閣“見納め”雨が一時降る中、大混雑
| 「平成の大修理」に伴い、天守閣の見納め客で混雑する姫路城(共同) |
世界文化遺産の国宝・姫路城(兵庫県姫路市)で11日、大規模な改修工事「平成の大修理」本格化に伴い、天守閣の観覧がこの日までになり、雨が一時降る中、各地から「見納め客」が訪れ、混雑した。
市の姫路城管理事務所によると、12日から天守閣を覆う工事用建屋「素屋根」の設置工事が本格化し、年内には完全に覆う。その後、来年2〜3月には再び天守閣の観覧が可能になり、素屋根の中につくる見学施設から改修工事の様子を間近で見られるようになる。
姫路城を初めて訪れた東京都杉並区の会社員佐々木一優さん(23)は「きょうが最後と聞いて訪れた。世界遺産だけあって、城の中の造りはすごかった」と興奮気味だった。
天守閣以外の「西の丸」や「二の丸」などは12日以降も見学可能。改修工事は2015年3月まで続く予定で、この間、入城料は大人が600円から400円、子どもが200円から100円にそれぞれ値下げする。
[ 2010年4月12日付 ]
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