任期満了に伴う武雄市長選・市議選は11日投票、即日開票され、市長選は現職の樋渡啓祐氏(40)=無所属=が、新人で元県職員の谷口優氏(63)=無所属、民主推薦=を破り、当選を果たした。得票は樋渡氏が1万8170票、谷口氏が1万3718票。投票率は79・20%で、市長選・市議選同日選となった2006年の82・84%を下回った。
当選した樋渡氏は「(選挙で掲げた)政策を、丁寧に市民の意見を聞きながら進めていく。福祉と経済活性化に力を入れたい」と2期目の抱負を語った。
樋渡氏は、元総務省官僚で2006年4月の市長選で現職を破って初当選。市民病院の民間移譲をめぐって行われた08年12月の出直し選でも当選した。
今回の選挙では、水道料や固定資産税引き下げなどに取り組んだ1期目の実績をアピール。地域にミニバンを貸与する「みんなのバス」構想や、民営化した市民病院の建物を活用する福祉センター設置などを掲げ「市政継続」を訴えた。自民党系を中心に20人近い市議選立候補者らが支持していた。
谷口氏は、説明責任や情報公開を果たす市政への転換を訴えた。推薦した民主党は、原口一博総務相らが武雄入りして支援。08年の出直し市長選で樋渡氏の相手候補を支援した地元医師会の推薦も受け、市民病院民営化や地域医療をめぐる批判票の取り込みを図ったが、及ばなかった。
今回から定数4減となり、26議席で争った市議選も、続々と当選が決まった。
市長選、市議選とも、今回から投票締め切り時間を2時間繰り上げ、午後6時までにした。
当日有権者数は4万639人(男1万8814人、女2万1825人)。
【写真】当選を決め、支持者に応える樋渡氏
1
|
当選
|
樋渡啓祐
|
無現
|
18170
|
2
|
|
谷口優
|
無新
|
13718
|
|
[当日有権者数]
|
40,639人
|
[ 投票者数 ]
|
32,186人
|
[ 投票率 ]
|
79.20%
|
1
|
当選
|
松尾 陽輔
|
公現
|
1473
|
2
|
当選
|
山口 昌宏
|
自現
|
1402
|
3
|
当選
|
吉川 里已
|
自現
|
1327
|
4
|
当選
|
杉原 豊喜
|
無現
|
1268
|
5
|
当選
|
宮本 栄八
|
無現
|
1258
|
6
|
当選
|
吉原 武藤
|
無現
|
1256
|
7
|
当選
|
山崎 鉄好
|
自現
|
1240
|
8
|
当選
|
牟田 勝浩
|
自現
|
1212
|
8
|
当選
|
小池 一哉
|
無現
|
1212
|
10
|
当選
|
石橋 敏伸
|
無現
|
1210
|
11
|
当選
|
江原 一雄
|
共現
|
1133
|
12
|
当選
|
小柳 義和
|
無現
|
1108
|
13
|
当選
|
上野 淑子
|
無現
|
1105
|
14
|
当選
|
上田 雄一
|
無現
|
1081
|
15
|
当選
|
松尾 初秋
|
自現
|
1059
|
16
|
当選
|
末藤 正幸
|
自現
|
1033
|
17
|
当選
|
山口 等
|
無新
|
1030
|
18
|
当選
|
平野 邦夫
|
共現
|
1013
|
19
|
当選
|
山口 裕子
|
無現
|
1000
|
20
|
当選
|
谷口 攝久
|
自現
|
980
|
21
|
当選
|
古川 盛義
|
自現
|
957
|
22
|
当選
|
朝長 勇
|
無新
|
948
|
23
|
当選
|
石丸 定
|
無新
|
930
|
24
|
当選
|
山口 良広
|
無現
|
906
|
25
|
当選
|
黒岩 幸生
|
無現
|
889
|
26
|
当選
|
川原 千秋
|
無現
|
881
|
27
|
|
浦 泰孝
|
自現
|
843
|
28
|
|
大渡 幸雄
|
自現
|
748
|
29
|
|
富永 起雄
|
無現
|
723
|
30
|
|
池田 大生
|
無新
|
626
|
|
[当日有権者数]
|
40,639人
|
[ 投票者数 ]
|
32,186人
|
[ 投票率 ]
|
79.20%
|
|