大麻違反容疑で教頭逮捕 大阪府立高、奈良県警奈良県警組織犯罪対策1課などは30日、自宅に乾燥大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反(所持)の疑いで、大阪府立福井高校(同府茨木市)の教頭小島靖司容疑者(49)=大阪市東成区=を現行犯逮捕した。 県警によると、小島容疑者は「自分で吸うために持っていた。大麻は3、4年前から吸っていた」などと供述、容疑を認めている。県警は同法違反容疑で小島容疑者の自宅や、福井高校の職員室と更衣室のロッカーを家宅捜索し、職員室から日記帳3冊を押収した。入手先や譲渡の有無について詳しく調べる。 大麻や覚せい剤などの薬物をめぐっては、全国で教諭や中高生の摘発が相次いでおり、教諭らを指導する立場の教頭逮捕は薬物汚染の深刻な実態を浮き彫りにした。 大阪府の橋下徹知事は「府民の信頼を損ねたことは大変申し訳ない」と謝罪した。 逮捕容疑は、30日午前7時ごろ、自宅のクロゼットに乾燥大麻を隠し持っていた疑い。乾燥大麻は1グラム未満とみられ、県警は詳しく鑑定する。 県警生駒署に「小島容疑者が大麻を持っている」との情報提供があり、捜査していた。大麻は金属製のきせると一緒にビニールの袋に包み、クロゼット内のリュックサックに入れていた。 【共同通信】
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