人気野球アニメ「メジャー」の第6期と異色のサッカーアニメ「ジャイアントキリング」が4月よりスタートしたNHK。「東京国際アニメフェア2010」(TAF2010)ではこの2作品と秋の新作「バクマン。」「心霊探偵 八雲」にスポットを当てたステージイベントが実施された。
まずは、2大スポーツアニメ編。ゲストは、メジャーより主人公・茂野吾郎を演じる森久保祥太郎さん、ジャイキリよりルイジ吉田を演じる小野大輔さんとマスコットキャラのパッカくん。また、主人公・達海猛監督を演じる関智一さんもビデオレターで出演し、熱い意気込みをジョーク交じりのセキトモ節で語った。
トークテーマは、「スポーツアニメここが大変!」。森久保さんからは、「男キャラ(=男性声優)が多いので、スタジオが男子部室のように…。冗談抜きで酸欠状態になりますよ(苦笑)」と、アフレコ現場を壮絶さを物語るコメント。また、小野さんも「登場人物と早いカットが多いので、試合では"今出ているのが誰か"を見極めるのが難しいです」と、視聴者としても共感できる部分が多い意見があった。また、「プレー(動作)が多いんで、掛け声や息遣いの部分でアドリブが多くなる」として、森久保さんが実際に球種(ストレート、フォークなど)ごとの息遣いの違いを披露するシーンも。
その後、パッカくんいじりをはさみ、秋新番編に。漫画家を目指す中学生たちの青春を描いた「バクマン。」、ミステリー小説のアニメ版「心霊探偵 八雲」からは、この場で初めて明かされたメインキャストがゲスト。
「バクマン。」からは、主人公・真城最高役の阿部敦さん、もう1人の主人公・高木秋人役の日野聡さんが登場し、オーディション合格のよろこびとアフレコへの意気込みが語られた。特に、阿部さんは「(合格を電話で聞いて)代官山のショッピングモールで絶叫してしまいました!」といったエピソードも。
そして、「心霊探偵 八雲」からは主人公・斉藤八雲役を壇上の小野大輔さんが務めると発表。会場全体は「お前かよ!(笑)」的なムードで盛り上がった。また、ヒロイン・小沢晴香役は藤村歩さんに決定しており、小野さんからは「(藤村さんとは)共演したことがあるのでやりやすいと思います」と手応えのコメントがあった。
4人が揃ってからは、「アフレコあるある」トークがスタート。「アフレコブースで、最初にどこに座るかを一番気にする」(森久保さん)、「新番組が始まる前には赤飯を食べる」(小野さん)などが挙がったが、「よく寝る」「現場でキャラを柔軟に演じられるようにイメージを固めすぎない」という意見が全員一致の"あるある"になっていた。ちなみに、「端っこによく座る」という阿部さん・日野さんに対し、小野さんからは「ド真ん中に座るんですが、女性陣がまったく隣に座ってくれません(笑)」という悲しいコメントも。
最後に、ゲストからファンへのコメントがあり、パッカくんのゲリラ的側転パフォーマンス(たぶんアドリブ)→ゲストたちのマジ驚きリアクションでイベントは締めくくられた。