バンクーバー五輪:カナダのアスリート4人が聖火最終点火

2010年2月13日 14時1分 更新:2月13日 15時56分

聖火台に点火される聖火=カナダ・バンクーバーのBCプレースで2010年2月12日午後9時1分、須賀川理撮影
聖火台に点火される聖火=カナダ・バンクーバーのBCプレースで2010年2月12日午後9時1分、須賀川理撮影

 極秘にされていた聖火の最終点火者は、カナダ・スポーツ界のスーパースター4人だった。

 会場のBCプレース内に持ち込まれた聖火は、パラリンピック車いすマラソン金メダリスト、リック・ハンセンさんから最終点火を担う4人に引き継がれた。まずスピードスケート女子五百メートルで98年長野、02年ソルトレークシティー両五輪を制したカトリオナ・ルメイ・ドーンさんが受け取り、地元ブリティッシュコロンビア州育ちで米プロバスケットボール協会(NBA)のサンズに所属するスティーブ・ナッシュ選手、68年グルノーブル五輪のアルペンスキー女子で金メダルを獲得したナンシー・グリーンさん、そして北米アイスホッケーリーグ(NHL)の元スター選手で、カナダの国民的英雄でもあるウェイン・グレツキーさんへ。

 このうち3人は、ステージ中央にせり上がった雪の結晶と氷柱をイメージした巨大な聖火台の土台にそれぞれ点火。3方向から集まった炎は中央で一つとなり、大きく燃え上がった。また、グレツキーさんは市内中心部にある聖火台に向かった。開会式のテーマである「氷の中の炎」を表現した演出だった。【飯山太郎】

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