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西河克己さん死去:親交あった福本さん語る--智頭の記念館 /鳥取

 ◇「サスペンスの夢、半ば」--映画監督

 「伊豆の踊子」や「青い山脈」など多くの青春映画を手掛け、6日に91歳で亡くなった映画監督の西河克己さん。出身地の智頭町には「西河克己映画記念館」がある。記念館の責任者で、15年以上前から親交があった福本昭夫さん(64)に話を聞いた。

 「西河さんは仕事ではきちっとしていたが、仕事から離れるとユーモアに富んだ方だった」と人柄を振り返る。

 記念館は01年、郷土の高名な映画監督の足跡を残そうと福本さんらが開設した。西河さんから寄贈された映画のポスターや台本、撮影の様子を写した写真など貴重な資料を展示している。

 西河さんが最後に鳥取を訪れたのは03年。その後は福本さんが年2回ほど東京に行って親交は続いた。

 2月上旬、西河さんの長女ゆあみさんに電話で「肺炎で入院している」と告げられた。90歳を超えて肺炎になって大丈夫だろうか。案じていた矢先に悲報が届いた。「西河さんは自分で推理小説を書いて、サスペンス映画を撮りたいと話していた。夢が実現できなくて残念」【遠藤浩二】

毎日新聞 2010年4月9日 地方版

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