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福岡の切断遺体事件、那珂川河口を捜索へ

 福岡市博多区の会社員諸賀(もろが)礼子さん(32)殺害事件で、諸賀さんの両腕が入っていたポリ袋は、博多湾に注ぐ那珂川の上流側から河口にある福岡競艇場へ流れ着いた可能性があることが、関係者への取材でわかった。県警は、まだ見つかっていない頭部などを発見するため、河口付近を捜索する。

 ポリ袋は9日午前9時頃、競艇場と博多湾を隔てる開閉式の壁付近で見つかった。海面の清掃作業中に袋を発見した男性作業員によると、両腕が入ったポリ袋の一部が水面から15センチほど出ており、かごを使って引き揚げたところ、左手の手首から先の部分が見えた。拳を軽く握ったような状態だったという。

 袋は一般的なゴミ袋(容量45リットル)より一回り大きく、袋の口は結んであった。作業員は「手には傷やあざ、指輪はなかった」と話している。

 現場周辺では、強い北東の風が吹く場合を除き、ゴミが川上から博多湾に流れ込むことが多いという。9日は風も弱く、博多湾からの波もほとんどない状態だったことから、上流側から漂着したとみられる。

2010年4月11日  読売新聞)
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