札幌市西区の児童会館で、トルエンが検出され、子どもなどが体調不良を訴えた問題で、市は工事を行いきのう測定調査を行ったところ、安全性が確認されました。このため午後から、施設の使用を再開しました。
トルエンが検出されたのは、札幌市西区の「宮の沢児童会館」です。先月下旬、床の改修工事のあとに施設を使用した子どもなどが体調不良を訴えました。工事では、劇物のトルエンを多く含んだ接着剤が使われ、高い濃度のトルエンが検出されました。市は、あらためて床材の張替え作業を行い、きのう測定調査を行った結果、安全性が確認されました。このため急きょ、午後1時すぎから施設の使用を再開しました。
(子ども未来局子ども企画課・中川智義課長)「私たちの不手際について深くお詫び申し上げます」
しかし、突然の施設再開だったため、利用者の姿は見られませんでした。市は、「宮の沢児童会館」であす午後3時から利用者説明会を開き、これまでの経緯などを説明することにしています。これにより、市内のすべての児童館で安全が確認されました。
(2010年4月10日(土)「news everyサタデー」) |