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ダル 野茂超え開幕戦4戦連続2ケタ奪三振

<ソ・日>7回2死満塁、適時打を放った鶴岡(左)を笑顔で出迎えるダルビッシュ
<ソ・日>7回2死満塁、適時打を放った鶴岡(左)を笑顔で出迎えるダルビッシュ
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 【日本ハム12−1ソフトバンク】同じ失敗は繰り返さない。それがダルビッシュだ。ソフトバンクに開幕戦黒星の借りをきっちり返した。8回1失点で12奪三振。開幕戦から史上初となる4戦連続2ケタ奪三振にも「そんなに三振を取っている感じはしないですけどね。真っすぐがいいから振り遅れている。変化球もその分振るんだと思いますね」と涼しい顔で振り返った。

 ホームベース幅43・2センチを惜しみなく使った圧巻の投球術を見せた。開幕戦では、右打者の胸元に食い込みながら沈むワンシームを5回までに23球と多投して狙い打たれた。この試合では4回までの53球でワンシームはわずか2球だけ。3回、山崎を146キロの外角直球で空振り三振、4回、川崎、本多を内角直球で連続で見逃し三振に取るなど半分以上の30球が力ある直球で押した。「左打者の内角がよかった。前回をうまく利用して投げようと。それができた」。左打者の内、右打者の外と直球でベースの右半分を意識させた。

 しかし、5回以降8回までの55球はワンシームが15球と変身。5回は李0097浩にワンシームを3球続けて空振り三振に仕留めるなど、今度はベース左半分を利用した。「真ん中に入ってもファウルになったり打ち損じてたりしていた」とソフトバンク打線を幻惑して手玉に取った。

 6回2死一塁では、キャンプから練習してきたクイックモーションで川崎の二盗を防ぐなど、付け入るスキを与えなかった。チームはようやく4勝目。そのうちの2勝を挙げているダルビッシュは「1週間に1回しか登板がないので、確実に勝てるように調整したい」。そう話すエースに死角は見当たらない。

 ≪シーズン初登板からは野茂の6試合連続が記録≫ダルビッシュ(日)が開幕戦から4試合連続で2ケタ奪三振。シーズン初登板からでは91年に野茂英雄(近鉄)が6試合連続(=プロ野球記録)で達成しているが、開幕戦からに限ると94年の野茂の3試合連続を上回る最長記録となった。また、ダルビッシュは08年にも4試合連続をマークしており、4試合以上の連続を2度以上は野茂、伊良部秀輝(ロ)以来3人目。

 ≪糸井爆発!1号だ3安打だ≫日本ハムの糸井が、一発を含む3安打2打点と爆発した。4回、1点を先制した直後の1死二塁で中越えに運ぶ貴重な1号2ランで「先制した後すぐだったので、いい追加点になりました」。7回には2安打を放ち、打者13人9得点の猛攻の一役を担った。梨田監督は「糸井はセンター方向にも強い打球が打てるからね。投手にとっては大きなプレゼントだった」と話していた。 試合結果

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