漫画家水木しげるさんの出身地、境港市の米子空港の愛称が「米子鬼太郎空港」に決まった。高知空港の「高知龍馬」などの例があり、認知度向上で、厳しい地方空港の生き残りをかける。
鳥取県や中海圏の自治体、商工・観光団体などでつくる米子空港利用促進懇話会が7日の総会で決定。年間約160万人が訪れる水木ロードの人気に着目。NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」も始まった。会員や観光客たちを対象に実施したアンケートで圧倒的な支持を得た。
今月下旬に記念事業を企画。航空会社の時刻表や空港ビル、道路標識などに愛称の表示を広げる。同空港は東京、名古屋、ソウルの3路線に年間約44万人が利用。このうち名古屋便は全日空が10月末で廃止方針、鳥取県は愛称化も追い風に9日に同社へ存続の要請活動をする。
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