3月27日の世界戦後、初めて公の場に姿を見せた興毅=東京・千代田区の憲政記念館
ボクシングの前WBC世界フライ級王者・亀田興毅(23)=亀田=が8日、都内で行われたイベントに参加し、父・史郎氏の一連の騒動に関して初めて言及した。3月27日の世界戦以来、初めて公の場に姿を見せた興毅は「処分が決定したわけではないので今、何かを言うことはない。俺はボクサーだからきちんと練習をして結果を残すだけ」と心境を吐露した。
また3月28日に都内病院で、試合でカットした右目上の負傷個所の縫合手術を受け、10針縫ったことを明かした。史郎氏と亀田ジムの五十嵐紀行会長の処分問題で揺れる中、すでにジムワークを再開しており、「試合のダメージはない。とにかく今は練習をするだけ。それが俺の仕事だから」と再起へ向けて意欲を見せた。
(2010年4月8日)