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ポーランド大統領機墜落 大統領ら97人全員死亡

2010年4月11日0時5分

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写真:ロシア西部のスモレンスク空港近くで10日、墜落したポーランド政府専用機=ロイターロシア西部のスモレンスク空港近くで10日、墜落したポーランド政府専用機=ロイター

写真:ポーランドのカチンスキ大統領=ロイターポーランドのカチンスキ大統領=ロイター

写真:2008年7月、チェコを訪れたカチンスキ大統領とマリア夫人=AP2008年7月、チェコを訪れたカチンスキ大統領とマリア夫人=AP

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 【モスクワ=副島英樹】ポーランドのカチンスキ大統領(60)夫妻が乗った政府専用機(ツポレフ154)が10日午前10時50分(日本時間同日午後3時50分)ごろ、ロシア西部スモレンスクの空港近くの林に墜落した。ロシア緊急事態省によると、同機には97人が乗っていたが、地元当局は生存者はいないと発表した。大統領はこの日、旧ソ連によるポーランド人虐殺の「カチンの森事件」70年の追悼式典に、高官や遺族ら代表団とともにワルシャワから出席する予定だった。

 メドベージェフ大統領は同日、プーチン首相をトップとする事故解明委員会を立ち上げるよう命じた。インタファクス通信によると、事故当時は濃霧で視界が悪いなか、4回着陸を試みた後、機体が樹木に接触し、その後炎上したという。専用機は約20年間使われ、老朽化していたとの情報もある。ポーランドからの代表団は88人で、政府高官や下院副議長、国立銀行総裁のほか、カチン事件の遺族ら約50人が乗っていたという。

 カチンスキ大統領は1949年ワルシャワ生まれ。70年代から反共産主義運動に加わり、80年結成の自主管理労組「連帯」で副議長に就任。05年の大統領選で当選。

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