右足を負傷し無念の表情を浮かべる池田信太郎(左)と沈痛な面持ちの潮田玲子=大阪府の守口市民体育館
「バドミントン大阪国際チャレンジ第3日」(9日、大阪府守口市民体育館)
混合ダブルスの池田信太郎(29)=日本ユニシス、潮田玲子(26)=三洋電機=組は2回戦を勝った後の準々決勝で早川賢一(日本ユニシス)、松尾静香(三洋電機)組にストレート負け。池田はこの試合で右太もも裏を負傷し、試合後に病院へ直行した。女子シングルスでは前日の初戦を突破した奥原希望(15)=大宮東高=が2回戦で王蓉(マカオ)に1‐2と敗れ、8強入りを逃した。
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復帰戦は最悪の結末となった。準々決勝の第1ゲーム序盤、シャトルを拾おうと前方に右足を踏み込んだ池田が右太もも裏を負傷。「ハム(ストリング)が伸びて遠くに動けなかった。そこからはダメだった」。棄権こそ免れたが、本来のプレーには程遠かった。
相棒の潮田も「対相手というより(池田の)足が気になった。自分もカバーできなかった」とうつむいた。11日には元ペアの小椋久美子さん(26)の引退式に花束贈呈役で出席。“戦友”にプレーする姿を見せられず「日曜まで残りたかった」と肩を落とした。
(2010年4月10日)