普天間で米側の協議拒否を報告か 岡田氏が首相に鳩山由紀夫首相は10日午前、公邸で岡田克也外相と会い、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について報告を受けた。岡田氏は9日にルース駐日米大使から、現段階では移設先に関する実務者協議には入れないと拒否されたことを説明したとみられる。 政府は5月末までの決着を目指し、鹿児島県・徳之島へのヘリコプター部隊の移設を軸として米国や地元自治体との調整を本格化させたい考え。だが、米側は実務者協議に先立ち、工期や地元調整の見通しなどを具体的に示すよう求めてきているという。 政府は2日の関係閣僚会議で(1)普天間飛行場に駐留する米海兵隊ヘリ部隊の徳之島空港(天城町)への移転を優先(2)キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)の陸上にヘリコプター離着陸帯を建設(3)将来的には沖縄本島東岸の勝連半島沖埋め立てによる人工島に移設―との方針を確認している。 【共同通信】
|