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結んだポリ袋破れ、腕の一部露出 福岡・女性死体遺棄

2010年4月10日16時22分

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 福岡市中央区那の津1丁目の福岡競艇場内で、同市博多区の会社員女性(32)の切断された両腕が見つかった事件で、腕が入っていたポリ袋は口の部分が結ばれていたことが捜査関係者への取材でわかった。袋から腕の一部が見えた状態で発見されたという。県警はポリ袋などを詳しく鑑定し、犯人につながる手がかりがないか調べている。

 袋は9日朝、競艇場内の海面を清掃していた作業員が見つけた。腕の一部が見えたため、回収して警察に届け出た。捜査関係者によると、袋の口は結ばれた状態で、ひもやテープは使われていなかったという。

 県警は、袋が海に遺棄された後、競艇場まで流れてきたとみている。同市西区の能古島で3月15日に見つかった同じ女性の腰の部分の切断遺体も、切断面以外には目立つ外傷がなく、袋などに入れられていた可能性があるという。

 県警は袋を詳しく鑑定するとともに、見つかった手のつめなどに犯人につながる手がかりがないか調べている。袋の販売ルートも調べる。

 見つかった両腕はいずれも肩付近で鋭利な刃物で切断されていた。切断面以外に目立った傷はなかった。死後1カ月程度とみられるという。

 会社員女性は3月5日夜に勤務先を退社。同僚が翌朝、ゴルフコンペのため自宅を訪ねたところ応答がなかった。県警は、5日夜から6日未明にかけてトラブルに巻き込まれたとみている。

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