五輪スノーボード:国母が入村式欠席 服装を注意され

2010年2月11日 14時31分 更新:2月11日 19時39分

バンクーバー国際空港に到着した国母和宏=カナダ・リッチモンドで2010年2月9日、須賀川理撮影
バンクーバー国際空港に到着した国母和宏=カナダ・リッチモンドで2010年2月9日、須賀川理撮影

 【バンクーバー栗林創造】全日本スキー連盟(SAJ)は10日(日本時間11日)、日本選手団の選手村入村式に、当初予定されていたスノーボード・男子ハーフパイプ(HP)の国母和宏(東海大)の出席を自粛させた。

 「成田空港を出発する際、服装に乱れがあった」などとする意見がSAJなどに寄せられたことを受け、本人に事実を確認した上で出席を見送るよう求めたという。国母は9日にバンクーバー入りした際にも、日本選手団の公式ブレザー姿でネクタイを緩め、ズボンはずり下げてはき、シャツのすそを出していた。また、日本オリンピック委員会(JOC)は、日本代表選手団の橋本聖子団長を通じ、スノーボードの萩原文和監督に注意した。

 国母は、入村式後に開かれたHPチームの記者会見で「反省してます。競技に影響はありません」と話した。

 萩原監督は「本当に残念。本人には『物事にはルールがある。スポーツ選手として、まずルールを守れ』という話をした」とした。また、橋本団長は「気持ちを入れ替え、競技に集中してくれると思う」と話した。

 この日のHPチームの会見には男女7選手が出席。昨季の世界選手権を制した青野令(松山大)は「(今季は)大会で納得ゆく演技ができていない。五輪で納得ゆく演技ができれば」と抱負を語った。

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