サッカー:李雲在VS鄭成竜、注目の対戦は「引き分け」
李雲在、前半2ゴール許す
鄭成竜もミスで失点
9日に水原で行われたプロサッカーKリーグの水原サムスン対城南一和戦で、最も注目を集めたのは両チームのゴールキーパーだった。水原のGK李雲在(イ・ウンジェ)=36=は、韓国代表として129試合(112失点)に出場した、自他共に認める韓国のエース。しかし最近は、Kリーグ不振で試合力が低下しているのではとささやかれている。一方、城南のGK鄭成竜(チョン・ソンリョン)=25=は韓国代表としての出場歴が13試合(6失点)に過ぎないものの、李雲在の有力な跡継ぎ候補として注目されている選手だ。韓国代表チームのキム・ヒョンテ・コーチ(GK担当)もこの試合を観戦し、二人の動きを注意深く見守った。
城南の申台竜(シン・テヨン)監督は、試合前に鄭成竜を呼び、「浮き足立たずに落ち着いて試合をしろ」と指示した。そして、「メディアで名前が取りざたされ、韓国代表チームが注目しているときに何か見せてやろうとすると、ミスをしやすくなる」と話したという。その一方で、水原の李雲在は、このところ殺到しているメディアのインタビュー要請をすべて断り、ひたすら練習に集中した。4日にFCソウル戦で、キックミスなどにより3失点したが、チーム関係者を通じ、「ミスはすべて認める。これからのことはピッチで見せる」と決意のほどを語った。特に、最近は自身の年齢についても取りざたされているため、大きなストレスを受けているという。
試合前半は李雲在にとって苦難の時間だった。城南が一方的にゴール前に集中、チョ・ジェチョルの2ゴールでリードされた。2ゴールとも水原DF陣が完全に破られて決められたゴールのため、李雲在の責任を問うのは難しい。むしろ、李雲在は前半27分、ラドンチチのパワフルな中距離シュートをダイビング・パンチングではじくというファインプレーを見せた。
後半は鄭成竜のミスといってもいいプレーが目立った。鄭成竜は27分に水原の河太均(ハ・テギュン)がDF陣を突破したとき、前に飛び出しボールを抑えたが、体をぶつけてこれをこぼした。そして、反則だと思ったのかまごついている間に、河太均にボールを押し込まれた。だが、鄭成竜がミスを取り返すプレーを見せたのは36分。水原ソ・ドンヒョンの突破を前進プレーで止め、続く金大儀(キム・デイ)のシュートをもう一度抑えるなど、ファインプレーを見せた。結局、試合は城南が2-1で勝った。
韓国代表チームのキム・ヒョンテ・コーチはこの日、スタジアムで「李雲在が代表ベストで固まったかのように考えるのは誤解。良くない状態でワールドカップ(W杯)本戦に出ることになれば、李雲在ではなく韓国が死ぬ。誰にしても、ベスト・コンディションの選手が出場することになる」と言った。W杯の正GK争いは、現在進行形という意味だ。また同日、浦項スティールヤードで行われた浦項対全北戦は3-3で引き分けだった。
水原=キム・ドンソク記者
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