福岡市で女性会社員の切断された遺体が見つかった事件で、9日に発見された両腕に複数のあざがあったことが捜査関係者への取材で分かりました。
福岡市の女性会社員、諸賀礼子さん(32)の両腕は、9日、「福岡競艇」のレース場でビニール袋に入れられた状態で見つかりました。
「医者がする手術用の手袋みたいな感じで袋から手が出ていた。左手ですね」(両腕を発見した清掃員)
(人間のものとすぐわかった?)
「いや、海から上げたらにおいがしたから、間違いない、と」
その後の警察の調べで、両腕には、生前にできたとみられるあざが複数あったことが捜査関係者への取材で分かりました。先月、博多湾内の島で見つかった諸賀さんの腰の部分にもあざがあったことが分かっています。
警察は、何者かに殴られるか、争った際にできた可能性があるとみて詳しく調べています。また、今後、両腕が見つかった現場周辺で改めて捜索を行うなど、遺体の残りの部分や犯人につながる手がかりの発見を急ぐことにしています。(10日17:43)