三重大の研究グループが発見した、えらが5対の新種の貝(同大学提供) 3億年前に絶滅の新種貝を公開 三重大研究グループが発見三重大の研究グループは10日、名古屋市で開かれた日本貝類学会で、3億年以上前に絶滅したとされる「単板綱」の貝の新種を発見したと発表、写真を公開した。 貝はざらめ程度の大きさの長さ約3・1ミリ、幅約2・5ミリ。殻はかさのような形で褐色の内臓が透けるほど薄く、表面に網の目のような模様がある。体は白みがかった半透明色。同じ構造を複数持つのが単板綱の特徴で、この貝にはえらが5対ある。 三重大生物資源学部の木村昭一研究員(47)は「実習中にたまたま見つけたときは珍しい貝だなと思った。『生きた化石』の新種とは思わなかった」と喜んだ。 【共同通信】
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