老害渡部恒三 頭は大丈夫か
【政治・経済】
2010年04月09日 掲載
「退陣勧告」から一転、「鳩山内閣は4年続く」だって
衆院議長にしてもらえなかったことを逆恨みし、小沢一郎のワル口を言いまくってきた渡部恒三。これまで鳩山首相の批判だけは避けてきたが、7日、とうとう「5月までに普天間問題が解決しなければ鳩山首相は退陣だ」「次は菅直人首相だ」と首相に退陣勧告を突きつけた。さすがに、この発言には渡部が率いてきた「7奉行」も、「党内の空気を代弁していない。誰も追随しない」と強く批判。渡部事務所には全国から苦情が殺到しているという。
慌てた渡部恒三は、8日、首相と会食した席で「鳩山内閣、4年頑張ろう」と挨拶し、わざわざ記者団にも「鳩山内閣はあと4年つづく」と言い繕ったが、後の祭り。党内の信用を完全に失ってしまった。
それにしても、なぜ首相を敵に回すようなことまで言いはじめたのか。
「最近の渡部恒三は、かなり苛立っていたようです。憎い小沢一郎を失墜させるために、いろいろと画策してきたが、自民党が四分五裂しはじめたことで、民主党の力が強まり、小沢が幹事長を辞めるというムードも消えてしまった。『与謝野・平沼新党』構想が持ち上がった時、『これで小沢は安泰だ』と悔しがっています。最後の頼みは、鳩山首相に小沢のクビを切ってもらうこと。週刊誌で『小沢を斬って“さすが鳩山”という決断を見せれば、政権は続くと考えています』とまで言っていた。しかし、鳩山首相は小沢幹事長を切る気などない。小沢一郎を切らない鳩山首相に苛立ち、プッツンしてしまったようです」(民主党事情通)
やっぱり、新党「たちあがれ日本」が似合っている。