最近感じるのは、対等性やコミットメントの重要性です。
何らかのアドバイスがある際に、たとえ自分の方が経験や知識があり、「こうするのがこの人にとってベストだろうな」と思っても、それはあくまで自分だけの考え。
「その考えは間違っている」「こうするのがベスト」「こうしなさい」というのでは、当たり前だけど、誰も付いてこない。
相手と同じ目線に立って、「こうする考えもあるよね」とあくまで提案にとどめておいて、あとは本人に判断してもらう。
考える時間や、他の選択をする自由をきちんと相手に残す。
結局のところ、どんなアドバイスをしたとしても、それを本人が本当に納得(コミットメント)していなければ、アドバイスは全く役に立たないと思います。
また、仮に不承不承従って、アドバイス通りに上手くいったとしても、それはアドバイスをした人間の単なる自己満足であって、本人は腑に落ちていない、あまりうれしくない状態なんじゃないかと思います。
人間は感情の動物ですからね。
正しい、正しくないではなく、それをやって自分が楽しいか、ホントに納得してやりたいかどうかが、一番重要だと思います。
このあたり、つい親子関係だと、上からのアドバイスのごり押しになってしまう可能性があるので、注意が必要だと思うところです。